バンコクでおいしいプーパッポンカリーを食べたいなら、ソンブーンは外せない!
バンコクの人気シーフードレストランといえば、この店をおいては他にありません。「プーパッポンカリー(蟹のカレー炒め)」が大人気のソンブーン・シーフードです。観光客のみならず、ローカルのタイ人にも絶大なる支持を誇るソンブーンの魅力と賢い利用方法を紹介しましょう。
ソンブーンで注文するならプーパッポンカリーで決まり!
ソンブーンに出かけて、この料理を注文しない人はいないのではないか。そう思えるほどの定番料理が、プーパッポンカリー(Pooh Patpong Curry)です。
「プー(蟹)」「パッ(炒め)」「ポン(粉)」「カリー(カレー)」という名称からわかるように、プーパッポンカリーとはもともとは蟹のカレー(粉)炒めのこと。古くからあるこの料理をベースに、ピリ辛のナムプリック・パオ(唐辛子味噌)で炒めた蟹にココナッツミルクを加え、最後に卵とじで仕上げて新たな一皿に変身させたのが、ソンブーン・シーフードレストラン。ピリッとした辛さとココナッツミルクのマイルドな味、ふわふわの卵とじの食感が蟹とうまくからみあって、絶妙な味わいを醸し出しています。
ぶつ切りにしたワタリガニを使用しているので、食べるときには固い殻に注意が必要です。殻を取るのが面倒という方は、「ヌアプーパッポンカリー」と注文すれば、殻をはずして仕上げてくれます。ただし、見栄えはちょっと寂しくなります。誰もが少し無口になりながら、殻から身を取り出してひたすら食べるのは蟹料理の醍醐味。できれば、ぜひ殻付きのオリジナルのプーパッポンカリーを味わってください。
このプーパッポンカリーはぜひともご飯と一緒に味わいたいもの。普通の白いご飯でも美味しくいただけますが、できれば「カオパッ(炒飯)」をオーダーするとさらに味わいが増すこと間違いなし。炒飯は、エビ・蟹・豚の3種類。蟹の炒飯と合わせてダブルの蟹で味わってみてはいかがでしょう。
「蟹のカレー炒め」の価格は、Sが380バーツ(約1,300円)、Mが550バーツ(約1,800円)、Lが1,000~1,200バーツ(約3,300円〜4,000円)。もし二人で食事をするならSサイズでじゅうぶん。ボリュームはたっぷりです。
詐欺にご注意!ソンブーンの正しい行き方を知ろう
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バンコク市内には2016年1月現在、ソンブーンシーフードのお店が7店あります。そのうち、路面店の本店バンタットン店やスラウォン店にタクシーやトゥクトゥクで行こうとすると、詐欺にひっかかる可能性があるのでご注意を。「ソンブーンに行きたい」と運転手に告げると、名前は似ているけれど実はまったく別のお店である「ソンブーン・ディー」に連れて行かれることがあるのです。
以前、「ソンブーン・ディー」はBTSのパヤタイ駅のそばにありましたが、現在は移転して、シーアユタヤー通りに移転しています。店の名前は似ていてもソンブーンとまったく関係はありません。
ランチもOK、カードも使えるショッピングモール内の店舗に注目!
ソンブーンのHPでも、「ソンブーン詐欺」について注意を喚起しています。詐欺を100%避けたいという場合には、ショッピングモール内に入店している支店に行くことをオススメします。いずれもBTS(高架鉄道)やMRT(地下鉄)駅に直結しているので、間違いようがありません。
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BTSやMRTの駅に直結したショッピングモールの中にある3店舗の場所と特徴を紹介しましょう。
<サイアムスクエアワン店> BTSサイアム駅に直結 サイアムスクエアワンの4F
ト レンドを反映した洋服や雑貨などのショッピングも楽しめる最先端の空間に誕生した、ソンブーンの一番新しい店舗。BTSサイアム駅に直結しているショッピ ングモール・サイアムスクエアワンの4Fにあります。バンコクの「渋谷」と言えるほど、若者が多いサイアム地区のど真ん中にあるだけに、若者の姿が目立ち ます。
<セントラルエンバシー店> BTSプルンチット駅直結 セントラルエンバシー5F
BTSプルンチット駅直結のセン トラルエンバシーの5Fにある店舗です。ラグジュアリーなブランドが勢揃いする高級ショッピングモール・セントラルエンバシー内の店舗なので、高級感は格 別。ソンブーンらしい賑わいや活気にはやや欠けますが、ゴージャスな雰囲気に満ちています。
<サムヤン店> MRTサムヤン駅直結 チャムチュリスクエア1F
MRT サムヤン駅直結のショッピングモール・チャムチュリスクエア1Fにあります。チュラロンコン大学に近く、大学生が圧倒的に多いチャムチュリスクエア内の店 舗だからでしょうか。ちょっとアカデミックな雰囲気です。夕食時にはいつも行列ができるソンブーンの中でも、サムヤン店は比較的楽に入店できることが多 く、一番の穴場といえるかもしれません。
ただし、タイらしい喧騒や賑わいの中でプーパッポンカリーを満喫したいなら、本店やスラウォン店がいいでしょう。住所を確認し、地図で場所をしっかり把握して上でお出かけください。
ソンブーンはなぜ人気がある!?人気メニューをチェック
ソンブーン・シーフードレストランが高い人気を維持しているのは、プーパッポンカリーを生み出し、その美味しさをずっと保ち続けているからですが、その魅力は「蟹のカレー炒め」だけに留まりません。プーパッポンカリーに勝るとも劣らないほどの美味しさを誇るシーフード料理が多いのです。
例えば、「はたとガパオ揚げ」(380バーツ)。
スズキ目ハタ科の魚である石斑魚(ハタ)を揚げ、ガパオ(ホーリーバジル)をふんだんに使ったソースで仕上げた一品です。最近、日本でもタイ料理の「ガパオライス」が人気を集めていますが、そのガパオの風味が効いた魚料理とイメージするとわかりやすいでしょう。揚げたバジルがこんもりと盛り付けられた「はたとガパオ揚げ」は見た目も豪快で、タイ料理の魅力たっぷりです。
そのほか、「海老と春雨の蒸し煮」(Sサイズ300バーツ=約1,000円、Lサイズ500バーツ=約1,700円)、「川海老の黒胡椒炒め」(Sサイズ450バーツ=約1,500円、Lサイズ900バーツ=約3,000円)、「トムヤムクン」(Sサイズ300バーツ=約1,000円、Lサイズ500バーツ=約1,700円)など、海老料理も豊富に揃っています。もちろん、イカや貝をあしらった料理も盛りだくさん。
野菜料理では、シャキシャキとした食感がうれしい「空芯菜炒め」も定番の一つ。
ソンブーンに来たら必ず頼むというファンが多い一品です(Sサイズ140バーツ=約460円、Mサイズ200バーツ=約660円、Lサイズ260バーツ=約860円)。
ソンブーンのメニューは写真付きで、かつ日本語も記載されているので、じっくりとページをめくりながらお好みの料理を選んでください。
最後に、簡単にソンブーンシーフードの歴史を簡単にご紹介しましょう。
創業は1969年。当時のお店のロケーションはチュラロンコン大学の近く。現在のサムヤン店のある場所です。オープン時から「蟹のカレー炒め」を提供し、人気を得たソンブーンシーフードは、1990年に2号店としてスラウォン店を出店しました。91年には本店をサムヤンから現在のバンタットン店に移し、この頃から、海外にも評判が広がり、多くの観光客が訪れる店となっていきました。
その後、96年にはラチャダー店を、2001年にはウドムスック店を開き、2008年にはサムヤンに誕生したチャムチュリスクエアにサムヤン店をオープン。17年ぶりに創業の地に帰還しました。そして、2014年にはBTSの駅に直結したショッピングモール内にセントラルエンバシー店とサイアムスクエアワン店を開き、ソンブーンシーフードの選択肢はさらに広がったのです。
ショッピングモールでショッピングを楽しんだ後に、モール内のお店を利用するもよし、本店やスラウォン店でタイならではの活気に包まれながら舌鼓を打つもよし。さまざまな楽しみ方が整ったソンブーンシーフード。さあ、あなたはどのソンブーンでプーパッポンカリーを味わいますか?
[one_half]ソンブーン・シーフード(Sonboon Seafood)
公式サイト(英語):http://www.somboonseafood.com/[/one_half]
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*1バーツ=3.3円 (2016年1月現在)
Photo by 三田村蕗子
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