バルセロナで絶品パエリアを楽しむ! おすすめのレストランはココ
日本でも人気の高いスペイン料理と言えばパエリア。特にバルセロナは大都市ということもあって有名なレストランが多く、スペインを旅行するなら「バルセロナでパエリア!」と考える人は多いのではないでしょうか。バルセロナでおすすめのレストランや注文時の注意点など、パエリアを心ゆくまで楽しむために知っておきたいことをまとめました。
バルセロナのおすすめレストランは?
大都市であるバルセロナにはスペイン各地から腕自慢のシェフが集まることもあり、数多くのレストランやバルがあります。ただ、観光地ということもあり当たり外れがあるのが悩ましいところ。そんなバルセロナで、自信をもっておすすめできるレストランをご紹介します。
セッテ・ポルタス(7 Portes)
美味しいものを食べるなら雰囲気も大切にしたい、そんな人におすすめしたいのがセッテ・ポルタスです。開業したのはなんと1836年という老舗で、歴史的な雰囲気や内装はさすがの一言。過去にはパブロ・ピカソやジョアン・ミロなどの著名人も訪れたことがあり、彼らが座った席には現在も金色のプレートが付けられています。パエリアはもちろん、ムール貝のワイン蒸しやサルスエラ(魚介のスープ)など他のメニューもおすすめです。
7 Portes
住所:Passeig d’Isabel II, 14 Barcelona
電話番号:(+34) 933193033
営業時間:13:00〜25:00
アクセス:地下鉄4号線バルセロネータ駅(Barceloneta)から徒歩5分
ロス・カラコレス(Los Caracoles)
バルセロナの旧市街地、ゴシック地区にある老舗のレストラン。こちらも1835年と歴史あるお店ですが、セッテ・ポルタスと比べるとカジュアルで「下町の食堂」といった雰囲気です。とはいえ価格帯は大きく変わらないので、どちらの雰囲気が好きかで選ぶといいかもしれません。パエリアのほか、店名の由来でもあるカタツムリの煮込み料理もおすすめです。
Los Caracoles
住所:Carrer dels Escudellers, 14 Barcelona
電話番号:(+34) 933012041
営業時間:13:15〜24:00
アクセス:地下鉄3号線リセウ駅(Liceu)から徒歩6分
ラス・キンザ・ニッツ(Les Quinze Nits)
「コスパで選ぶなら絶対にココ!」と誰もが口をそろえるのがレイアール広場に面したラス・キンザ・ニッツ。観光地のど真ん中という立地にありながらリーズナブルな価格でパエリアが楽しめます。唯一の欠点はいつも長蛇の列があることですが、回転が早いので見た目ほど待つこともありません。一番のおすすめはイカ墨のパエリア。アリオリソース(ニンニク風味のマヨネーズソース)を付けて、味の変化を楽しみながらいただきましょう。
Les Quinze Nits
住所:Plaça Reial, 6 Barcelona
電話番号:(+34) 933173075
営業時間:9:00〜23:30
アクセス:地下鉄3号線リセウ駅(Liceu)から徒歩3分
全部制覇したい!パエリアにはどんな種類がある?
一口にパエリアと言っても、中にはいっている具材によってさまざまな種類のものがあります。ここでは、スペインでよく見られる代表的なものを紹介しましょう。
パエリア・マリスコス(Paella mariscos):
パエリアと聞いてほとんどの人が想像するのがこの「パエリア・マリスコス」。魚介のパエリアの意味で、エビやイカ、ムール貝など魚介類を入れて炊き上げられています。
パエリア・ミスタ(Paella mixta):
ミックス・パエリアの意味で、魚介類と肉(一般的には鶏肉)が両方入っているパエリアを指します。比較的新しいパエリアで、スペイン人の中には邪道と考える人もいます。
パエリア・デ・ベルドゥラ(Paella de verdura):
野菜のパエリアの意味で、アーティチョークやソラマメ、パプリカ、タマネギなどの具が入っています。
アロス・ネグロ(Arroz negro):
直訳すると「黒い米」の意味で、イカ墨のパエリアのこと。想像以上に真っ黒でびっくりする見た目をしていますが、ニンニクや魚介類の出汁がきいていてとても美味。
アロス・コン・コストラ(Arroz con costra):
ソーセージを入れて炊き上げたパエリアを卵とじにしたもの。「コストラ」はかさぶたを意味する言葉で、卵が固まった様子が似ていることから名付けられました。
パエリアのこと誤解していませんか? 食べる前に知っておきたいこと
パエリアは日本でも有名な料理ですが、実はいくつか本場でしか知られていない常識もあります。パエリアを食べる前に知っておきたい、ちょっとした豆知識をご紹介します。
スペイン人はパエリアを食べないってホント!?
実はスペイン人にとって、パエリアは日常的に食べるような料理ではありません。もともとパエリアは親戚が集まったときやお祭りのときなどに野外で作る特別なもの。料理の系統は少し違いますが、頻度や感覚としてはバーベキューのようなものと考えるとわかりやすいかもしれません。
本場のパエリアにはシーフードが入っていない
パエリアと言えばバルセロナが有名ですが、実は本当の本場はバレンシア。パエリア・バレンシアーナ(Paella valenciana)と呼ばれるバレンシア風のパエリアは、鶏肉(またはウサギ肉)、インゲンマメ、カタツムリ、パプリカなどが入ったもので、シーフードは入っていません。せっかくスペインを訪れるなら、シーフード・パエリアだけでなくバレンシア風もぜひ試してみてください。
レストランで注意! パエリアの注文は2人前から
パエリアは1人分だけを小分けで調理するのが難しいため、2人前からのオーダーとしているレストランがほとんどです。メニューに記載されている値段は1人前で、相場はだいたい15〜20ユーロ(約1950〜2600円)ほど。2人前ならその倍と考えると、決してリーズナブルなメニューではないことに注意しておきましょう
スペインを訪れたら本場のパエリアを!
パエリアはすでに世界中で有名な料理ですが、やはり本場のものはひと味もふた味も違います。スペインを訪れた際には、魚介の出汁や肉の旨味がたっぷりと染み込んだパエリアをぜひ楽しんでみてくださいね。
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