見学はちょっとしたエクササイズ!?「生きた歴史」を体感できるローマ・コロッセオ
テレビや雑誌などで、ローマの街が取り上げられると必ずと言っていいほど登場するのが、アイコン的な存在である円形闘技場、コロッセオ。
「コロッセオを一目見なければ、ローマに旅行に来た意味がない」と言っても過言ではないほど、ローマの街の象徴として国際的に知られる観光名所です。コロッセオの外観を撮影した写真などをよく目にすることはありますが、このコロッセオの中は一体どうなっているのか…。中の様子をレポートします!
まずはコロッセオの外観をチェック
コロッセオに到着してまず感じたことは、建物のスケールの大きさ。想像していたよりもかなり大きく、競技場やサッカースタジアムくらいのサイズです。
古代ローマ帝国時代には闘技場として使用されていた建物なため、サイズが大きくて当たり前と言えば当たり前ですが、長年の間、写真やテレビでしか見たことがなかったため、実際よりも小さいものだと思っていたのかもしれません。
そして次に感じたのは、長年の歴史の跡。写真で見ると綺麗に編集されているためか、コロッセオの側面がスムーズで光っているかのように見えるのですが、実際にはゴツゴツ、ザラザラした感じで、穴があいていたり欠けている部分もあり、とても長く深い歴史を感じます。
いよいよコロッセオの中へ!
それでは、中に入場するための行列に並びましょう!インターネットで前売り券を購入することも可能。事前にネットで購入していたので、15分程度で中に入ることができました。
中に入ると、目の前に広がる壮大な景色に魅了されることでしょう。
見渡す限り茶色でとても趣があり、歴史を感じさせる風景に一瞬言葉を失ってしまいました。
階段で上がることの出来る2階では、コロッセオの反対側に小さく見える観光客の姿を眺めながら、コロッセオの歴史の深さ、広さと古さに息を呑みます。
長年たった今でも息をしている「生きた歴史」の中に自分が入り込んでしまったような不思議な気分。コロッセオを「見学する」というよりも「体験・体感する」と言った方が適切かもしれません。
あまりの広さと横幅であったため、パノラマ写真を撮らない限り、コロッセオの中を一枚の写真に収めることは難しいと感じました。
コロッセオの中では実際に壁に触れたり、間近に内装を見学することができ、歴史を体感することができます。
コロッセオ見学の豆知識&注意事項
1.コロッセオ見学はちょっとしたエクササイズ
コロッセオの中は思った以上に広いだけではなく、地面がデコボコしている箇所や、階段も多くあるため、歩きやすい靴や運動靴を履いていくと良いでしょう。世界的に有名な建物の見学のためには、少々歩く心構えも必要です。
2. 水分補給はこまめに
私がコロッセオを訪れた8月は、湿気もあり肌が焼けるように暑く、通常以上に水分補給が必要でした。しかし、コロッセオ内に水が購入できる売店のようなお店が見当たらないので、外からペットボトルの水を持参するといいでしょう。
3. お手洗いはなるべく外で済ませるように
コロッセオの中に設置されている仮設トイレの数は、観光客の数に対してかなり少ないため、お手洗いの使用はなるべくコロッセオに入場する前に済ませるといいでしょう。
4. 前売り券の購入がおすすめ
特に観光客が頻繁に訪れる7月~8月は、当日券が売り切れてしまうこともあるため、インターネットで事前にチケットを購入することをお勧めします。それでも来場者の安全を確保するため、コロッセオへの入場は一度に3,000人までの入場制限がかけられます。これはいくら前売り券を事前に購入していても避けられないことですので、コロッセオを見学する際には、どうぞ時間に余裕を持ってお出かけください。
公式サイト(英語):http://www.coopculture.it/en/colosseo-e-shop.cfm
チケット料金:14ユーロ
5. 無料デーを活用
毎月、第一日曜日は無料でコロッセオに入場することができます!無料デーは前売り券は発行されず、予約も受け付けていない上に、かなりの混雑が予想されます。入場を希望する方は少々列に並ぶ覚悟をして訪れましょう。
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