エクスペディアが日本の地方都市を強化 外資系オンライン旅行会社初の名古屋支社を開設 LCC国際線の中部国際空港就航によるインバウンド増加に期待
世界最大の総合オンライン旅行会社エクスペディア(www.expedia.co.jp)では、外資系オンライン旅行会社として初めて名古屋に支社をオープンし、10月より本格稼働いたします。これに伴い、2015年1月-9月のインバウンド状況について調査しました。
今後大きな成長が見込まれる名古屋のインバウンド
外国人旅行客からの日本人気は衰えません。2015年1月-9月におけるエクスペディアでのインバウンド伸び率をみると、187%増加。またアジアだけに絞ると、円安やLCCの増便が要因となり、233%増加しています。
そのなかでも、エクスペディアにおける「日本主要都市の2015年1月-9月の前年伸び率(※1)」を見てみると、名古屋は前年比183%、東海地方は前年比186%と高い伸び率を記録し、日本の中心都市である東京よりも伸び率が上回っております。
エクスペディアでは名古屋のインバウンドに今後大きな成長を見込んでおり、外資系オンライン旅行会社としては初となる名古屋支社をオープンいたしました。
エクスペディアが東海へのインバウンドを強化する理由
エクスペディアは下記3点を理由に、東海地区へのインバウンドを強化していきます。
① 中部国際空港におけるエアラインの就航
エアアジア・ジャパンは2016年春就航に向けて中部国際空港を拠点空港とし、名古屋と札幌、仙台、台湾・台北を結ぶ3路線を開設することを決定しました。さらに、ジェットスターも名古屋と台北(桃園)を結ぶ路線を就航し、12月24日から毎日運行することを決定しています。LCC国際線の増加により東海地方のインバウンドは今後伸びることが予想されています。
② 「日本の中心」というアクセスの良さ
名古屋は東京、京都、大阪といった主要観光地点の中心にあります。 JR6社が提供している「ジャパンレールパス」を利用すればどこにでもお得・簡単にアクセス可能です。更に、中部運輸局が推進する「昇龍道プロジェクト」が今後訪日外国人に広まっていくであろうことも、名古屋を強化する大きな理由となっています。
③ 「宿泊単価」の低さと成長余地のある「稼働率」
東京都と大阪の1泊の平均料金(※2)がそれぞれ17,430円と15,350円のところ、名古屋は11,810円と、名古屋の宿泊施設の単価はまだ低いことがわかります。
更に稼働率も東京が82%、大阪が81%であるところ、名古屋は67%と余裕があるため(※3) 今後も成長が見込めます。
エクスぺディアの東海における今後の目標
①2016年度の名古屋におけるエクスペディア経由の予約件数を、昨年対比2倍にする
②2016年度の東海におけるエクスペディア経由の予約件数を、昨年対比3倍にする
上記目標にあたり、名古屋ではカプセルホテルや旅館、ゲストハウス等、「ホテル」以外の形態の宿を増やし、その他東海地域の下呂、高山、奥飛騨、静岡市、沼津、伊豆・熱海を中心に、新規施設を獲得していきます。
アジア各国の中で、主要都市が多数人気ランキングに
アジア各国の「海外旅行 人気の都市ランキング」 を見てみると、東京や大阪、沖縄などの日本の主要都市が多数ランクインしています。名古屋に注目してみると、香港において15位のみと、大阪や福岡と比較すると人気は低いですが、エクスペディアでのインバウンドの伸び率を見てみると、今後名古屋への注目度は高まることが見込まれます。
地方都市 札幌や福岡と比べた名古屋におけるアジアからの注目度
上記の「主要都市における訪問客の構成」を比較してみると、アジア人の割合に差があることがわかります。韓国、香港、タイ、台湾というアジアの主要地域が占める構成比を見てみると、札幌の訪問客の72%、福岡の訪問客の83%をアジア人が占めていますが、名古屋はまだ60%とアジアからの注目度が低いことがわかります。これはアジアにおいて影響力の大きいLCCの便数が名古屋ではまだ少ないことが要因の一つと考えられるため、今後のLCC就航により市場が成長していくことが予想されます。
名古屋が最も好きな訪日外国人は「香港人」で全体の約4割!
名古屋に来ている訪日外国人を国別で比較してみると香港からの旅行客が半数に近い42%も占めていることがわかります。
また、名古屋における訪日香港人の2014年1月-9月と2015年1月-9月の予約件数を比べてみると、572%と急激に伸びており、香港における名古屋への注目度が高いことが伺えます。2014年9月に香港エクスプレス航空が名古屋‐香港線を就航したことが要因の一つであり、今後エアアジアやジェットスターが新たに名古屋と台湾・台北を結ぶ線の就航を予定していることから、台湾からの訪日が増え、アジアからの注目度が伸びることが予想されます。
エクスペディア名古屋支社の管轄範囲と強化エリア
エクスペディア名古屋支社の管轄範囲は愛知、静岡、岐阜の3県となっております。また、静岡に位置する伊豆・熱海の前年伸び率は204%、岐阜に位置する高山は198%と、需要が上がっています。名古屋と合わせて強化していきたい地域と考えています。
訪日外国人から見た、名古屋と高山で人気のホテルはともにビジネスホテル!
東海の中でも、訪日外国人が多い名古屋と高山において、人気のホテルランキングを調べました。
名古屋で1位の【ホテルマイステイズ 名古屋栄】は名古屋の中心に位置する繁華街、栄駅から徒歩7分のビジネスホテルであり、ナゴヤドームや名古屋城、名古屋市内の観光には便利となる立地の良さやリーズナブルな価格が評価されています。また、飛騨高山温泉が有名な高山では旅館が多くランクインしているなか、こちらも【カントリーホテル高山】というビジネスホテルが1位にランクインする結果となりました。
昨今、世界からは日本のビジネスホテルが注目されており、先日エクスペディアにおいて世界3万都市にあるホテルの中から世界中の利用者の声をもとに調査した「世界ベストホテルランキング(※4)」においても、5位に日本のビジネスホテル【ドーミーイン札幌ANNEX】がランクインし注目を浴びました。立地の良さやコストパフォーマンスを重視して考える訪日外国人にとって、リーズナブルな価格で質の良いサービスを受けられる日本のビジネスホテルは魅力的であると考えられるようです。
(※4)世界ベストホテルランキングとは?
世界最大のオンライン総合旅行会社であるエクスペディアが、毎年グローバルで実施しているホテルランキング。世界3万都市のホテルを対象に、200万人以上のユーザー評価を元に決定。コストパフォーマンスの高さやアメニティの質、顧客対応の良さ等が加味されています。
2015年1月-9月、エクスペディア経由の訪日は昨年対比で約2倍増!
日本人気は勢いが止まりません。2015年上半期におけるエクスペディアでのインバウンド伸び率をみると、世界から日本への旅行客は187%と約2倍増加しています。
更にアジアだけに絞ると、日本へ旅行客は233%と増加しています。その要因としては、主に以下3点があります。
円安により日本への旅行が金銭的に行きやすくなり、更にLCCの増便で各都市へのアクセスが良くなりました。これに合わせて、各都市で様々なインバウンド施策を打ち出していることから、地方の認知もあがってきています。
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