アンテロープ・キャニオンに行くなら”アッパー”と”ロウアー”どっちがオススメ?
マーブル模様の滑らかな岩の隙間から一筋の光が差し込む幻想的な光景……。あまりにも有名なこの写真の光景があるのは、アメリカアリゾナ州の町、ペイジ近郊にあるアンテロープ・キャニオンというところ。
こんなところが本当にあるなんて信じられません。これは絶対生で見てみたい! ということで、アンテロープ・キャニオンに行ってみることにしました。ところで、アンテロープ・キャニオンにはアッパーとロウアー、2つがあるのをご存知でしたか? どっちがよりオススメなのか、調査してきました。
まずはアッパー・アンテロープキャニオンへ!
アンテロープ・キャニオンの観光拠点となるペイジは、レイク・パウエルに隣接する小さな町。前日は「ザ・ウェーブの抽選」のため、カナブに宿泊。カナブからペイジまではおよそ70マイル(約120㎞)。1時間ちょっとの道のりです。
ペイジは地方都市といった感じで、ショッピングを楽しんだり散策を楽しむ雰囲気でありません。ダムを通り過ぎて89号線を南下して98号線を左折すると、荒野でひときわ異彩を放つ、巨大な煙突が見えてきます。これを目指して行けば、アンテロープ・キャニオンに到着。どうやらあの有名な写真が撮影されたのはアッパーの方らしいので、まずはアッパーの方から行ってみましょう。
煙突の手前がアッパー・アンテロープキャニオンの駐車場。
現地に行くまで勘違いしていたのですが、アンテロープ・キャニオンは国立公園ではなくナホバ居留地なので、「国立公園のパス」は使えません。彼らが定める入場料を払う必要があります。
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まず入場料を払います。1人$8。この入場料はロウアー・アンテロープと共通なのでなくさないように。
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ここが駐車場。アンテロープ・キャニオンは、自由に出入りすることは出来ず、ガイドツアーに申し込む必要があります。
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アンテロープ・キャニオン見学するなら、一番良い時間は?
ツアー出発時間は季節によっても変わるそうですが、この日は8時45分から16時まで、8回のツアーがでているよう。私は9時半に到着し10時のツアーが申し込めましたが、夏場などは早めにこないと当日のツアーはいっぱいのこともあるとか。特に、アンテロープ・キャニオンは、頭上から差し込む光が命。正午頃のツアーは超人気です。
ちなみに私も最高のコンディションで見たかったので「一番良い時間はどこ?」と尋ねてみたのですが「もう10月の終わりよ。太陽が傾いちゃっているのでいつでも同じよ」というショッキングな回答。そうなのです。全く気にしていませんでしたが、あのハイビームのような光が差し込むのは7〜8月の正午前後のみ。もしもどうしてもあの景色がみたいなら、夏に来ましょう。ただし激暑だそうですが。
そして気になるツアー代金は、1人$40。え、高い! と思いましたが、ここまで来たので参加しないわけにもいきません。クレジットカードも使えますよ。
ジープで揺られ岩山へ到着。ガイドツアースタート!
時間になると、徐々に人が集まり始めます。そして指示されたジープに乗り込み、未舗装の大地をがたんがたんと進みます。
結構な悪路ですが容赦なく進むのでカメラをぶつけないように気をつけて。10分ほどのドライブで到着。どうやらこの岩の切れ目が入り口のようです。
クルマを降りて、まずは説明を聞きます。係りのお姉さんが、iPhoneを取り出し「みんなこの景色を見に来たんでしょう?」とあの光の差し込む自慢のショットを披露。参加者たちは、そうそう、と目を輝かせます。「これを撮るためのちょっとしたテクニックを教えるわ。まずはカメラの設定をクロームにするの……」と、始まったのは写真撮影テク講座。
……え?そういう感じ?カメラ機能でなんとかするの? でもみんな真剣に聞いているので、私も黙って言われた通りカメラの設定を変えます。
岩の切れ目から未知の世界へ踏み込む
気を取り直していよいよアンテロープ・キャニオンへ潜入です。
さすがこの光景は見事。幾層にもなった地層はまるでバウムクーヘンみたい。浸食により優雅に削られもはやアートです。ナホバ族が聖なる地としていたのも納得。
[one_half]光が弱いので実際に見ているのはこんな風景。
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[one_half_last]それが、カメラの設定でこんな感じに!
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妙に写真映えする友達っているけれど、まさにそんな感じです。撮った写真を液晶で見て、わお!と驚きます。
そして人が多い。ものすごい混雑で、誰かがフレームインせずに撮ろうと思うと、頭上を撮るしかありません。
いったん外に出て、折り返し地点へ。再び来た道を戻らなくてはならないので、これも混雑の原因ですね。
同じ道を引き返して、ツアーは終了。所要1時間15分。訪れた季節も悪かったので、女神様降臨のような光の筋は見えませんでしたが、この自然の造形美の中を歩けるのは貴重な体験。まあまあ満足です。
[one_half]個人的には、入り口付近の頭上にいたフクロウにテンションが上がりました。鳥好きだから。[/one_half]
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探検気分で盛り上がる!ロウアー・アンテロープ・キャニオン
続いてロウアー・アンテロープにも行ってみましょう。場所はアンテロープ・キャニオンの駐車場を出て、煙突の手前を左折して少し行ったところ。
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[one_half_last]こちらも先ほどと同じくツアーを予約。3社くらいあるようですが、私は一番左のブースで申し込みました。
ツアー代金$28。先ほどのレシートを見せれば$8割引してくれるので$20です。[/one_half_last]
時間になると、ナホバ族のお姉さんが集合をかけて、これから歩くルートについてしばし説明。「ノークライミング、ノートレッキング、ノーフォト。写真は私が撮って一枚$15でセンターハウスで売るわ。ジャストジョーキング」と軽くブラックですが、なまりの強い英語で早口なので、笑う間もなく出発です。
こちらは、岩の切れ目まで歩いて行きます。
階段を昇ったり降りたり、ちょっとしたアドベンチャー気分が楽しめる!
階段を降りて地底へ。岩の間を歩きます。
先ほどよりも日が高くなったせいもありますが、色がキレイ!なにより人が少なくて歩きやすい。中はアッパーよりも複雑な迷路のようになっていて、階段を昇ったり降りたり、ちょっとしたアドベンチャー気分。
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それにしてもこのように岩を削ってしまう水の勢いってすごい。実際に周辺で雨が降るとここに一気に水が押し寄せ、今私が歩いているところも水没するそう。水の勢いはすさまじく、数年前には鉄砲水による死亡事故も起きたそう。なので今は安全第一。近くで雨が降るとツアーは中止になります。
ところで、今回のグループはニューヨーク在中の中国人の親子3人、インドからの大家族7名と私のグループ。インド人のパワーには中国も日本もひきまくり。あらゆる岩角で自撮り、集合写真、ポージング写真を撮りまくるので、全然先に進みませんがそれでも許されてしまうのんびりさ。おかげで私はこの地形を育んだ地球の歴史について想いを馳せたり、鉄砲水が来たときの恐怖を想像したりして楽しみながら歩きました。
最後は、大地の切れ目からにゅっとでてきて終了。これも楽しい。
アッパー・アンテロープキャニオンとロウアー・アンテロープ・キャニオンを行き比べてみて、個人的な意見としてはロウアーの方が断然楽しめましたが、せっかくここまできたらぜひ行き比べてみるのがオススメです!
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