アメリカドライブ旅行<準備編> ルートの立て方から国際免許の取得まで
ニューヨークやサンフランシスコなど、一部の大都市をのぞいて、アメリカの旅はレンタカーがあると圧倒的に行動範囲が広がります。
アメリカはとにかく広大。特に郊外へ行くと、ホテルの窓から見えるスーパーにちょっと買い出しに……と思っても、実際には1km以上先だったり。建物が巨大だし、道も広いので、縮尺がちょっと日本の感覚とは違うのです。
とはいえ海外での運転は敷居が高いと思われる方も多いでしょう。でもアメリカは完全なる車社会。郊外に出れば、道は広いし、渋滞はないし、駐車場は豊富だし、ほぼストレスを感じることはありません。個人的には道が狭く交通量が多い東京都内を運転するよりずっとカンタンでした。今回は、アメリカドライブ旅行にあたって、ルートの立て方や必要なモノ、心得などをご紹介します。
まずはおおまかなルートを決める
なにはともあれ、まず行きたい場所を決めましょう。レンタカーの旅で威力を発揮するのが、国立公園など公共交通機関が乏しいエリア。
ドライブ旅行で大切なのはセルフコントロール。ルートを立て、地図を読み、運転し、観光やホテルの手配をすべて自力でしなくてはならなりません。無理のないスケジュールをたてることが重要。
広範囲に見どころが点在しているのでついつい欲張っていっぱい詰め込んでしまいそうになりますが、ただぼんやりと地図を眺めているだけでは、なかなかプランが決まらず嫌になってしまうことも。
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ルートの立て方
次は、ドライブスケジュールの立て方をご紹介します。
1.日程とメンバーを設定する
まずは旅行期間を決定し、現地で何日間過ごすことができるのか把握します。
メンバーは2人以上がいたほうが安心。1人がナビゲーダーで1人が運転手。急な体調不良や疲れなどトラブルもおこりかねないので、どちらも運転ができればなお良しです。
2.最も行きたい場所を決める
次に一番行きたい場所を決定します。
ガイドブックを見ていると、あれもこれも……となり、行きたいリストが無限に増えてしまいますが、時間は有限。優先事項を決めて、そこを巡るルートを大まかにたてます。大枠が決まったら、周辺の見どころを肉付けしていく、というようにすると比較的スムーズにルートが決まります。
今回は兼ねてから憧れていた、グランド・キャニオン、ブライス・キャニオン、ザイオンなどの国立公園を、ラスベガスを基点にぐるりと廻るプランをたてました。
3.フライトを決める
行きたい場所が決まったらフライトをおさえます。
ルートによってはレンタカーの乗り捨てを検討するのも一案。最初の場所に戻ってこなくていいので時間を有効に使えます。フライトが決まれば現地滞在時間がわかるので、いよいよ詳細にルートを立てることができます。
4. 宿泊場所を決める
宿泊場所を決めます。「国立公園内にあるロッジに泊まりたい」「雰囲気の良いオーベルジュに泊まりたい」など特別な希望がない限り、まだ予約はしなくても大丈夫。
ドライブ旅行の場合、モーテルと呼ばれるロードサイドの宿泊施設を利用するのが一番便利なのですが、ある程度の規模の街にはたいてい数軒あり、よっぽどのことがない限り全てが満室ということはありません。ホテルが決まっていなければ、旅をしながらルートを柔軟に変更することもできます。立ち寄った街が良かったならばもう一泊できるし、予定より早く着いたらもう少し走って次の街までいってしまうこともできます。
これがドライブ旅行の大きな魅力。おおまかに宿泊地を決めておき、どんなモーテルが何軒くらいあるか下調べをしておくと心に余裕ができます。
エクスペディアなら当日の宿の予約もOK。希望の部屋の条件や価格など事前にチェックできるので、直接ホテルに問い合わせするよりもスムーズに予約できるはずです。今回の旅では、私も実際にエクスペディアのアプリを利用して、旅行中に翌日の宿を決めていました。
5.詳細なルートを決めていく
だいたいのルートが決まったら、Googleマップなどを利用し、細かなルートを決めていきましょう。
旅の目的にもよりますが、観光地である程度フリータイムを楽しみたいなら1日の移動距離は最大でも300km(180マイル程度)くらいをめどにしておきましょう。
注意しなくてはならないのは、Googleマップの移動時間について、日本国内の場合は、渋滞考慮や異様に遅い法定制限速度のために表示される移動時間と実際の移動時間にはずいぶん差がでるのですが、特にアメリカの田舎道を走る場合には、所要時間のズレはほとんどでません。実際に休憩などを挟むことを鑑みると、Googleマップ上に表示された時間+休憩時間&迷子時間など、時間を少し余分に見ておく方が安全です。
これで時間や移動距離を見ながら、ルートの微調整をしていきます。
6.レンタカーを予約する
ルートが決まったらレンタカーを手配します。
旅行中、全日レンタカーを借りるか、数日間だけ借りるか、自分のルートを見ながら検討します。
旅の行程全てをレンタカーで通す場合、空港でレンタルするのが一番ラク。空港のレンタカー営業所は大きな空港ならほとんどが24時間営業。車種も豊富です。
一方で、ロングフライトの後の疲れた状態で、いきなり慣れない海外でのドライブは不安……という方もいるでしょう。その場合、その日はいったんホテルに入り、翌日改めてホテル近辺の営業所でレンタカーを借りる、というのも一案です。
レンタカーのサイトを見ながら営業所の位置を確認しましょう。同じエリアならば、街中の営業所で借りて空港で返しても、乗り捨て料金がかからない場合もあります。ただし、街中の営業所では営業時間が限られていたり、車種が少ない場合も。どういう行程にするかは、フライト時間なども考慮しながらじっくり考えましょう。
大手レンタカー会社が安心
また、レンタカー会社は、ハーツレンタカーなどの大手が安心です。実際にアメリカで走ってみればわかるのですが、何百kmもひたすら荒野を走ることも多々あり、そのとき頼りになるのは車だけ。大手のレンタカー会社の車は整備が行き届いており、車両故障のリスクを減らすことができます。
道路脇に放置されているゴミで一番よく目にするのはバーストしたタイヤ。アメリカの広さ、気象の厳しさを侮ってはいけません。安全を買うと思って、大手レンタカー会社をおすすめします。
また予算との兼ね合いにはなるのですが、できるだけ大きな車がラクです。車体が安定していてハンドルのふらつきがないので、長距離が続く場合はそのありがたみを実感できるはず。
収納も重要です。ジープのグランドチェロキーでは、63ℓと84ℓのスーツケース2つを積んでこんな感じ。
アクセルを踏むことなく、一定の速度で走り続けてくれる「クルーズコントロール」機能は、まっすぐな道をひたすら進むアメリカでは大活躍。できればクルーズコントロールが登載されている車がオススメです。
7.国際免許証を取得する
もろもろ決定したら、国際(国外)運転免許証を取得しましょう。
国外運転免許証は、都道府県によって多少異なるようですが、基本的に地域の運転免許センターか警察署で申請します。
2015年10月現在、申請に必要なのは、下記の通り。
- 日本国内の有効な運転免許証
- 写真(縦5cm、横cm)
- 交付手数料2,400円
- 古い国際運転免許を持っている場合はその免許証
場所によっては印鑑も必要なようなので持参しておくと安心。これを持って窓口に行くと、空いていれば30分くらいで発行してくれます。有効期間は発行から1年間。ちなみに古い国際運転免許証は返納義務があるので、持っている人は持参します。
さあ、国際運転免許が手に入ったら準備完了です!
9.ドライブに必要な備品を用意
さて、準備もほぼ完了。最後は、ドライブを快適にするオススメアイテムです。今回のドライブ旅行でとても役だったものばかり。必要に応じて用意してください。
モバイルルーター&スマホ、タブレット
モバイルルーターをレンタルすれば、いつもスマホやタブレットで地図がチェックできます。近隣のレストランやショップが探せたり、ホテルの予約もいつでもできるので、今やモバイルWi-Fiは必須アイテム。
シガーソケットUSBカーチャージャー
せっかく借りたWi-Fiルーターやタブレットも、電池が切れてしまってはなんの役にもたちません。シガーソケットから充電できるUSB電源アダプタも役立ちます。
サングラス&日焼け止め
定番ですが、ラスベガス近辺は砂漠地帯。日射しが強烈なのでサングラスは必須。運転中は腕の日焼けも気になります。強めの日焼け止めを持参しましょう!
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