投稿者 : 千尋 石飛、投稿日 2016 年 8月23日

おみやげにも最適! ニューヨークの人気チョコレート店

素敵なもの、美味しいものがいっぱいのニューヨーク。おみやげ探しは楽しいけれど、候補がたくさんありすぎて困ってしまいますよね。それなら、誰にも喜ばれるチョコレートはいかが?

近年ニューヨークでは、素材のカカオからこだわり、製法やパッケージにも工夫を凝らしたチョコレートが花盛り。今回は、なかでも人気が高い二大チョコレート店をご紹介します。それぞれ本店の立地も魅力的なので、街歩きも兼ねて訪れるのがおすすめです!

シックな包装も魅力! 個性派チョコレート「マスト・ブラザーズ」

ニューヨークで評判のチョコレート店といえば、今や一番に名前が挙がる「マスト・ブラザーズ(Mast Brothers)」。その名のとおり、リック&マイケル・マストの兄弟が2007年に創業したブランドで、ブルックリンのおしゃれ地区ウィリアムズバーグにファクトリー兼店舗を構えています。

マスト・ブラザーズ

外観は一見、チョコレート店とはわからないほど、すっきりスタイリッシュな雰囲気。赤い王冠のようなMのマークが目印です。

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白塗りのレンガ壁に囲まれた広々とした空間のなか、台の上にチョコレートが整然と並べられています。トレイを持ったスタッフが、にこやかに試食用チョコレートを勧めてくれるので、それを味わいながらじっくり見て回りましょう。

目を引くのが壁際にどっさり積まれた大きな麻袋。それぞれタンザニア、マダガスカル、グアテマラ、パプアニューギニアなど産地の札が付けられています。店の奥にある工房で、これら生のカカオ豆からチョコレートが生み出されていくんですね。

「マスト・ブラザーズ」の商品は板チョコが基本。原料となるカカオ豆の産地や品種を厳選し、焙煎から加工まで一貫して管理する「ビーン・トゥ・バー」というスタイルにこだわっています。
カカオ本来の香りや味わいを最大限に引き出し、砂糖のほか、フレーバーごとにごくシンプルな素材のみを加えてできているんです。カカオ分はいずれも60~70%と高め。

マストブラザーズ 2016年のラインナップ

2016年のラインナップは、ダーク系6種とミルク系6種。よそでは見たことのない個性的なフレーバーも多く、きれいな包装紙をまとっていて、全部欲しくなってしまいます。見るからに上質感の漂う包装紙は、イタリア・フィレンツェにあるROSSI社のものだそうで、手に持った感触もしっくり。70g(8ドル)と28g(4ドル)の2サイズが並んでいました。

数種類を選んで購入し、試食したりおみやげにしたり。もっとも評判がよかったのは、海塩の粒々が絶妙に効いている「Sea Salt」。独特の風味があとに残る「Olive Oil」や「Smoke」も大人の美味しさで、クセになりそうです。
羊乳パウダーが入った「Sheep Milk」は濃厚な深みがあって私は気に入りましたが、「クセがあって苦手」という声も。「Goat Milk」と並び、通好みのフレーバーといえそうです。

28gの小サイズはおみやげにはちょっと寂しい大きさかもと思いましたが、実際に食べてみると、ひとかけらでも主張を感じさせる濃い味わいなので、十分満足感がありました。数種類を揃えて食べ比べするのも、話題が広がって楽しいですよね。

「マスト・ブラザーズ」のチョコレートは、一部のスーパーマーケットや食品セレクトショップにも置いてありますが、やっぱり豊富なフレーバーやサイズから選べる本店へ行くのがおすすめ。値段も少しお得です。11:00~17:00の毎時、工房見学もできるということなので、参加するとよりいっそう楽しめそうです。

マスト・ブラザーズ(Mast Brothers)
住所:111 N. 3rd St., Brooklyn, New York
営業時間:10:00~19:00
休み:なし
公式サイト(英語):http://mastbrothers.com/

乙女心をくすぐる「マリベル」は、まるでチョコレートの宝石箱

マリベル

 

京都や銀座にも出店したことで話題の「マリベル」本店があるのは、マンハッタンでも高感度ファッションが集中するソーホー地区。元ファッションデザイナーのマリベル・リーバマンが2002年に創業し、上質なチョコレートを提供することに情熱を傾けてきました。出身地である中米ホンジュラスのカカオ農園を支援しており“ファーム・トゥ・バー”チョコレートの先駆けでもあります。

ターコイズブルーと茶色を基調にした店内に足を踏み入れると、美麗なシャンデリアに照らされて、凝ったパッケージの品々がショーケースにぎっしり。胸が高鳴る瞬間です。

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マリベルが多くの人々の心をつかんだ理由は、チョコレートの味はもちろん、食べるのがもったいないほどかわいらしいデザイン。たとえばガナッシュチョコレートは、フレーバーごとにそれぞれカラフルな絵がプリントされています。専用のブルーボックスが4個用、6個用……と用意されているので、好みのものを選んで並べれば、自分だけのアートな一箱ができあがります(1個2.50ドル、箱代別)。

板チョコも、レトロなピンナップガールが誘ってくるもの(10ドル)、温かみのあるイラストで彩られたもの(8ドル)など、パッケージ買いしたくなるものばかり。かわいいだけじゃなく、当然シングルオリジンでカカオ65~70%と味も本格派! ニューヨークをテーマにしたガナッシュチョコレート9個入りボックス(24ドル)はおみやげにもぴったりです。

購入した商品は、マリベルカラーであるブルーと茶色の紙バッグに入れられて、チョコレート色の薄紙と共に、バラの花びらを模したパステルカラーの飾りがちりばめられます。なんてガーリーでかわいい趣向! 自分へのご褒美に、大切な人へのプレゼント用にと、ついつい買い込んじゃいそう。

マリベルのカフェ

店の奥はカフェになっていて、こちらも優雅な雰囲気。シャンデリアの光が大理石のテーブルや鏡に反射し、クラシック音楽がここちよく流れています。

ここでぜひ味わいたいのは、特製のホットチョコレート。……とひと口にいっても、メニューが何種類もあるからびっくり。チョコはダークかミルクかホワイトか、またはホンジュラス産カカオにこだわったものか、湯で割るか牛乳で割るか、フレーバーはチリか、スパイスか、エスプレッソコーヒーか、それとも砂糖なしか……(いずれも小5ドル、大7ドル)。迷いに迷った末に選んだのは「ミルク・ホットチョコレート、挽きたてヘーゼルナッツ入り」。濃厚なコクと甘さで、旅の疲れがみるみる癒されていくようでした。美麗な缶入りのパウダーを買って帰れば、自宅でも楽しめるのが嬉しいですね。

マリベル(Mariebelle)
住所:484 Broome St., New York
営業時間:日~木曜11:00~19:00 金・土曜11:00~20:00
休み:なし
公式サイト(英語):http://mariebelle.com/

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