投稿者 : 悠乃 今井、投稿日 2018 年 4月29日

えっ、主食パンじゃないの!? 実はレアなロサンゼルスのパン屋&ベーカリーカフェ

パンやペイストリーって、朝ごはんやちょっと小腹が空いた時にも便利ですよね。

アメリカの主食と言えば、パン。のはずなのですが、スーパーのベーカリーコーナーでパンを購入する人が多いためか、ロサンゼルスにはそれほどパン屋さんやベーカリーがありません。ベーカリーコーナーのパンはアメリカンサイズのものばかり、コンビニも少ない上に、日本のコンビニと違って棚に並べられているパンのバラエティーもそこそこ…

そこで今回は、日本のようにパン1個から購入できるパン屋とベーカリーカフェをご紹介します。ロサンゼルス旅行中に美味しいパンが食べたくなったら、香りにつられながらぜひ足を運んでみてください。

混雑時に並ぶ価値あり!キューバ系お手頃ベーカリー「ポルトズ ベーカリー&カフェ」


写真提供:Brian Feinzimer

ロサンゼルスエリアで最も人気のベーカリーのひとつと言えばここ、「ポルトズ ベーカリー&カフェ」。

ランチや週末など、特に混み合う時間帯はお店の外まで長蛇の列ができるのも珍しくありません。私も何度か30分~45分くらい待ったことがあるので、並ぶ覚悟を決めて気合いを入れて行きましょう!(笑)


写真提供:Brian Feinzimer

大人気の秘密は、商品の品数とそのお値段。キューバのパンやペイストリーを中心に、クッキー、単品ケーキやホールケーキ、ドリンク各種を提供しています。


写真提供:Brian Feinzimer

「チーズロール(0.84ドル)」、「ミートパイ(0.99ドル)」や「ショートブレッドクッキー(0.65ドル)」のように、お値段1ドル以下の商品の他、ほとんどのパンやペイストリーは、数ドル~5ドル以下です。


写真提供:Bob Einung

「チーズロール」は来店客の多くが大量に購入する、甘系ベーカリー人気NO1メニュー。名物のチーズクリームが入ったオリジナルとグアバ味を用意。


写真提供:Bob Einung

惣菜系メニューで最も人気なのがこちらの「ポテトボール(0.99ドル)」。

牛ひき肉とオニオンやピーマンをスペインのシーズニングとトマトのサルサで煮込んだ「ピカディージョ」をマッシュポテトでくるんで揚げた、ほっこりするアイテム。私も「ポルトズ ベーカリー&カフェ」に行く度に必ず上の2つを買ってしまいます。


写真提供:Bob Einung

毎日お店で焼いている「アーモンドデニッシュ」は、リピーターが多い商品。甘いアーモンドフィリングを詰めて、パウダーシュガーをふりかけた素材の味が生かされたシンプルなペイストリー。クラシックな「カフェラテ(Sサイズ:3.09ドル)」や、「ドルチェ・デ・レチェラテ(Sサイズ:3.45ドル)」などの創作コーヒードリンクと合わせてどうぞ。

「キューバンサンドイッチ(6.15ドル)」、「ステーキトルタ(8.05ドル)」や「ターキー&チーズクロワッサンサンド(5.50ドル)」などのサンドイッチ、サラダやスープなどのカフェメニューも豊富です。

ハニーライムビネグレットソースがクセになる「ベイビーケールサラダ」は、最近ランチメニューに仲間入りしたアイテムです。


写真提供:Bob Einung

パクチーが効いたサルサベルデ、プランテンやブラックビーンズなどを添えた「グリルシトラスチキンプレート」。*11時以降提供。

ハイビスカスティーをベースに、新鮮なイチゴとミントの葉をトッピングした「ジャマイカ ストロベリーアイスティー」や、自家製レモネードに、イチゴとグアバをミックスした「グアバ ストロベリーレモネード」など、さわやかでフルーティーなドリンクも用意しています。


写真提供:Brian Feinzimer

今回ご紹介したバーバンク店舗は、テラス席も含めてかなり広いイートインスペースがあるので、子供連れのご家族に特におススメのスポットです。

同店以外には、グレンデールにも店舗があります。ロサンゼルス東部を訪れる機会がある方は、ぜひ立ち寄ってみてください。

ポルトズ ベーカリー&カフェ バーバンク店(Porto’s Bakery and Cafe)
住所:3614 W Magnolia Blvd, Burbank, CA 91505
公式サイト(英語):http://www.portosbakery.com/content/portos-bakery-cafe-burbank
電話番号:(818) 846-9100
営業時間:6:30-22:00(月―土)、7:00-19:00(日)

手作りパン&グルテンフリーメニュー「アップリフターキッチン」


写真提供:アップリフターキッチン

ビーチタウンのサンタモニカには、テラス席を完備したナチュラルでオープンなスペースの「カリフォルニアらしい」カフェやレストランがたくさんあります。「アップリフターキッチン」は、まさにカリフォルニアのいいところをギュッと詰め込んだようなベーカリカフェ。

ホワイトとオレンジを基調にしたオープンでリラックスした雰囲気の店内は、カラフルなクッションをたくさん並べたソファーテーブル席がメイン。テラス席では、ペット連れや読書をしているゲストもちらほら。ランチの時間帯は平日でも客足が絶えません。

クッキー、スコーン、マフィン、コーヒーケーキなどのペイストリーは全て手作り。マネージャー一押し、同店で絶対に食べていただきたいのがこちらの「アーモンド・ジンジャーキャロットケーキ(4ドル)」です。

外はクレームブリュレのようにザクザク、カリカリしていて、中はしっとりふわふわ。ほのかなニンジンの甘さがあり、更にグルテンフリーなのも嬉しいところ。

実はキャロットケーキや甘い物はあまり得意ではありませんが、先日取材で食べて以来、「あー、あのキャロットケーキまた食べたいな…」と何度思ったことか!

ベーカリーアイテムはケースに並んでいるものがその日に販売される分となっており、私がいただいたキャロットケーキも、最後の1スライスでした。

ランチメニューはサラダなどのライトランチと、手作りパンを生かしたサンドイッチが中心です。

ナッツや穀物の噛み応えがあるグルテンフリーのパンを使用した「アボカドエッグトースト(8.50ドル)」

「カプレーゼサンドイッチ(12ドル)」:ふわっふわの焼き立てフォカッチャ、ブラータチーズのなめらかさ、ルッコラのほどよい辛さとオリーブの塩加減が絶妙です。

ペイストリーやランチと一緒に、特製「アステカラテ(4.25ドル)」はいかがでしょうか。チョコレート、シナモン、カイエンペッパーが混ざり合う、コクがありクリーミーで、ビターココアのような一杯。一口飲むと、カイエンペッパーの風味が口いっぱいに広がります。 

アップリフターキッチン(Uplifters Kitchen)
住所:2819 Ocean Park Blvd, Santa Monica, CA 90405
公式サイト(英語):http://www.uplifterskitchen.com/
電話番号:(310) 664-8868
営業時間:7:00-17:00(月―金)、8:00-14:00(土)
定休日:日曜日

ジャストサイズで甘すぎない、アジアンベーカリー&ケーキショップ「85°C ベーカリカフェ」


写真提供:85°Cベーカリカフェ

2004年に台湾でオープンして以来、中国、香港、オーストラリア、そして2008年にアメリカに上陸した「85°Cベーカリカフェ」は、世界中に1000店舗以上を展開するアジアンベーカリー&ケーキショップです。ロサンゼルスでは2018年4月現在、ダウンタウン、コリアタウン、グレンデールやセンチュリーシティなど、メジャーなエリアに店舗を構えています。


写真提供:85°Cベーカリカフェ

お店の特徴は、国際的なメニューとそのバラエティー。台湾、日本、アメリカとヨーロッパの食材やパンとペイストリーをモデルに、毎月新しい商品が追加されています。

焼き立てパンと焼き菓子やケーキをそれぞれ60種類、ドリンクは40種類以上を常時用意。パンや焼き菓子は、日本のパン屋さんのように、自分で好きな商品をショーケースから取るスタイルです。

「プレミアムミルクブレッド」や、タロイモクリームが中に入った「マーブルタロ(写真右下)」は、人気商品のひとつ。あんぱん、「チーズドッグ」や「スパイシーソーセージ」のような、日本でもお馴染みのパンも揃えているので、朝ごはんの代わりにもよさそうです。


写真提供:85°Cベーカリカフェ

アメリカのケーキは一人で食べきれないほどビッグサイズな上に、かなり甘~いものが多いのですが、「85°C ベーカリカフェ」のケーキは日本で販売されているケーキとぼ同じくらいのサイズで、甘さも控えめです。

特におススメのケーキは「マウントフロマージュ(2.80ドル)」。「マンゴークレームブリュレ(3ドル)」と「タロスノー(3ドル)」も人気で、両方購入するお客さんもいます。

ちなみに、店名の「85℃」は、「美味しいコーヒーを淹れるのに最適な温度」と言われる「85℃」に意味合いがあるため、コーヒーをはじめ、ドリンクメニューにも一工夫。名物のシーソルトコーヒー、フレーバーティー、タピオカドリンク、フルーツスムージー、フローズンドリンクなど、多彩なラインナップです。


写真提供:85°Cベーカリカフェ

シーソルトコーヒーには、シーソルトホイップクリームをトッピング。よく混ぜてお召し上がりください。また、毎週月曜日はミディアムコーヒーをたったの85セントで販売しています。

ベーカリーでは珍しく、夜遅くまで営業しているのも嬉しいところ。私もディナーの後にお茶したりするのに結構お邪魔しています。

85°Cベーカリカフェ グレンデール店(85°C Bakery Café Glendale)
住所:201 N Brand Blvd Suite 100, Glendale, CA 91203
公式サイト(英語):http://www.85cbakerycafe.com/
電話番号:(818) 550-0885
営業時間:7:00-22:00(月―木)、7:00-24:00(金、土)、8:00-22:00(日)

終日ブレックファースト&甘系ペイストリー専門「アマンディーン パティスリーカフェ」

コリアタウンにある「アマンディーン パティスリーカフェ」は、主に洋菓子や甘系ペイストリー専門のパティスリー。

カジュアルモダンのシンプルな店内で、主に「ストロベリー&ヌテラクロワッサン(3.50ドル)」や「バナナチョコレートデニッシュ(3.50ドル)」などの甘系ペイストリーを提供しています。

「フルーツデニッシュ(3.50)ドル」各種。種類はアプリコット、チェリー、ピーチやナシなどを用意。どれも食べてみたくなりそう!

ケーキやフルーツタルト、エクレア、マカロンやブラウニーなどのスイーツも豊富。甘党にはたまりません。

また、日曜日~木曜日は22時、金曜日と土曜日は23時まで営業していて、終日、朝食メニューが楽しめます。

「アボカドトースト(7.95ドル)」や「ブレックファーストクロワッサンサンドイッチ(10.50ドル)」などのライトなアイテムから、「フレンチトースト(7.95ドル)」や「エッグベネディクト(11ドル)」などクラシックな朝食メニューを用意。

さらに、ラップ、サンドイッチ、ハンバーガー、スープ、サラダ、タコスなどのランチメニューもあるので、朝から晩まで、さまざまなシチュエーションで利用できる便利なスポットです。

*写真提供:アマンディーン パティスリーカフェ

アマンディーン パティスリーカフェ(Amandine Patisserie Cafe)
住所:3121 W Olympic Blvd, Los Angeles, CA 90006
公式サイト(英語):http://www.amandinepatisseriecafe.com/about/
電話番号:(213) 568-3235
営業時間:7:00-22:00(日―木)、7:00-23:00(金、土)

テラス席でカリフォルニアの太陽を浴びながらブランチ♪「シカモアキッチン」

続いてご紹介する「シカモアキッチン」は、ロサンゼルの中心部フェアファックスにあるアーバンなベーカリーカフェ。近辺にロサンゼルスカウンティ美術館や、人気野外型ショッピングモールの「ザ・グローブ」があるので、観光ついでに立ち寄りやすい立地です。

店内はブラウンを基調にしたウッディな空間で、ガラスのショーケースには、焼き立ての焼き菓子やペイストリーがズラリ。パイ、クッキー、マフィン、ドーナツなど、品ぞろえはお店に行ってからのお楽しみです。

シェフ夫婦が経営するお店なので、創作メニューが目立ちます。

「バターミルクライ麦パンケーキ(11.50ドル)」や「アーモンドブリオッシュフレンチトースト(13ドル)」などの朝食メニュー、「スモークサーモン オープンフェースサンドイッチ(12.75ドル)」、小料理、日替わり限定メニューも用意。

味も見た目も花まるのお料理ばかりです。

テラス席も多数用意しているので、お天気がいい日にはカリフォルニアの太陽を浴びながら、ブランチなんていかがでしょうか。

*写真提供:シカモアキッチン

シカモアキッチン(The Sycamore Kitchen)
住所:143 South La Brea Ave, Los Angeles, CA 90036
公式サイト(英語):http://thesycamorekitchen.com/welcome
電話番号:(323) 939-0151
営業時間:8:00-17:00(月―日)

番外編:過去にご紹介したイチオシベーカリー

自信を持っておススメ!ロスで一番美味しいクロワッサンならココ!

ダウンタウンにある「PITCHOUN」は、フランス人家族が経営するフレンチベーカリーカフェ。同店名物のアーモンドクロワッサンは、ロサンゼルスで一番美味しいクロワッサンと言っても過言ではありません。食べた人がけが味わえる、独特の歯ざわりと生地の軽さをお楽しみください。

「PITCHOUN」について詳しく知りたい方は、関連記事「本場さながらの味!ロサンゼルス女子旅行におススメのフレンチベーカリー&カフェPITCHOUN」をご参照ください。

幻の看板商品「クロフィン」や甘系ペイストリー「ミスター・ホームズ・ベイクハウス」


写真提供:White Oaks Communications

看板商品、クロワッサンとマフィンを合体させた「クロフィン」の生みの親である「ミスター・ホームズ・ベイクハウス」のロサンゼルス店舗。

フレーバーが異なるクリーム入りドーナツ、チュロスクロワッサン、コーンフレーククッキーやパンプディングなど、甘系ペイストリーをお探しの方、必食です!

「クロフィン」について詳しく知りたい方は、関連記事「クロワッサン+マフィン=クロフィン!? 幻のペイストリー、ロスに上陸!」をご参照ください。

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