「モネの池」知っている? インスタ映えが凄い岐阜県の楽しみ方
本屋の旅行ガイドコーナーをのぞいて見ると「沖縄」や「北海道」「大阪」に「東京」などと1つの都道府県のみを特集したガイドブックが溢れる中、岐阜県に関しては白川郷と飛騨高山にスポットを当てた情報が多い様子。岐阜県=白川郷と飛騨高山の印象が強すぎて、その他の「岐阜県」情報が浮かばないのではないでしょうか。
しかし、「岐阜県は1週間あっても回りきれないほどの見所の宝庫です!」と実際に1週間旅をした私は声を大にして言いたいわけです。もちろん世界遺産にも登録されている白川郷がその筆頭であることは間違いありませんが、その他にも江戸時代から守られてきた古い町並みや城下町、自然と一体化した極上の温泉に、山から見える絶景パノラマに、インスタ映え必至の美しすぎる池など、数えだしたらキリがありません。そんな岐阜県を1週間旅した私の、個人的にぜひともおすすめしたいスポットをご紹介します。
世界が認めた美しき合掌造り「白川郷」
とは言え、岐阜県を語る上で白川郷は欠かせません。江戸の中期に建てられた合掌造りの残る白川郷は、富山県の五箇山と合わせて1995年に世界遺産に登録されました。現在では日本人より外国人の方が多いのでは、と言うほど世界中から観光客が押しよせ、2019年からは入場規制が実施されるほど。
車がない方は高山駅からバスで行くのが一般的ですが、想像を超える長蛇の列ができているので、時間に余裕を持って行くことをおすすめします。特に年に数回あるライトアップはその美しい姿を一目見ようと世界中から観光客が集まり年間で最も混み合うので、早めの予約が必要です。今年は白川郷ライトアップページで情報が公開されましたが、年により変更する可能性があるので、行く時期が決まり次第白川郷のサイトを確認しすることをおすすめします。
白川郷
住所:岐阜県大野郡白川村荻町
電話番号:05769-6-1231
URL: http://shirakawa-go.org/kankou/area01/
古き良き街並みが残る高山
白川郷観光の拠点にもなる高山は、江戸時代から残る古き良き街並みを楽しむことができます。こちらも観光客が非常に多いので、宿屋飲食店の予約は早めにしておくのが吉。意外な穴場は「飛騨の里」。とあるクリエイターの方とコラボすることになり訪れた地なのですが、ここが想像以上に良かった!
簡単にいうと白川郷のミニバーションといったところで、合掌造りを間近で見られる上、中にも入ることができます。高山に訪れた観光客のほとんど全員が白川郷に行くため勿論ミニチュア白川郷には興味がないようで、観光客がほとんどおらず、気ままに散策することができます。写真を撮ろうとすると白川郷では必ず他の観光客が写ってしまいますが、ここではインスタ映え狙いのショットも自由自在です。
高山
岐阜市からバスで2時間
岐阜市から車で1時間40分
飛騨の里
住所:岐阜県高山市上岡本町1−590
電話番号:0577-34-4711
営業時間:8:30~17:00
URL:http://www.hidanosato-tpo.jp/top.html
油絵のような色鮮やかな池「モネの池」
冒頭で白川郷と飛騨高山以外にも良い場所がたくさんあると言っておいていきなりその二つを紹介したわけですが、さてここからが本記事の真骨頂です。まずはこの美しい池は関市板取白谷にある名もなき池、通称「モネの池」です。印象派の巨匠クロードモネが描いた「睡蓮」に似ていることからこの名がつけられたそうです。私が行った2月は最も色鮮やかではないと言われていますが、それでもこの美しさ。春から秋にかけて岐阜県に行く予定がある方は必見です。
モネの池
住所:岐阜県関市板取441電話番号:
営業時間:24時間
美しき名水と風情あふれる城下町「郡上八幡」
岐阜市と高山のちょうど中間に位置する郡上八幡。長良川の上流に位置するこの地は、かつて豊かな名水を求めて人々が集まり文化を形成しました。街のシンボル郡上城を中心に、古き良き城下町が広がっています。一見高山にも似ていますが、観光客はあまり多くなく、とにかくのんびり城下町を楽しむには郡上八幡の方をおすすめします。ただ、郡上は高山人気に影を潜めまだまだ観光地としてのインフラは整っていません。
しかし郡上に数日いて気がついたのは、郡上に住む人の郷土愛が極めて強いと言うことです。地元の人の集まる大衆酒場に足を運べば「遠いところからありがとう」とにかく喜んでくれ、地元の人しか知らないおすすめスポットや、郡上の歴史などを教えてくれます。そんな心温まるローカルな旅行を楽しみたいなら郡上を全力でおすすめします。また、夏には江戸時代から続く日本三大民謡の一つ、郡上おどりは参加自由な盆踊りでかなり盛り上がるそうで外せません!
郡上八幡
行き方 高山から車で約60分
岐阜駅や高山駅からバスも出ています。
自然の中に突如あらわれる極上温泉「新穂高」
岐阜県の温泉といえば下呂温泉が有名ですが、実は高山の北に新穂高温泉という私が愛する温泉地があります。下呂温泉は草津温泉や別府温泉同様、温泉街として街自体が栄えているのですが、新穂高の温泉は異なります。自然と一体化しており、街というよりは秘境という言葉が似合う場所です。温泉は泉質も重要ですが、やはり露天風呂からの美しい風景も大きなポイントです。そういう意味では日本屈指の風景を楽しめる温泉だと思います。
今回は「新穂高の湯」という絶景温泉に行きたかったのですが、生憎冬季休業中だったので、同じく公営の「荒神の湯」(写真一枚目)と日帰り温泉が可能な「深山荘の露天風呂」(写真二枚目)に行きました。天気が悪かったことだけが残念ですが、どちらも晴れると息をのむほどの絶景を楽しむことができます。再訪するいい理由ができました!
荒神の湯
住所:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷栃尾
電話番号: 0578-89-2614
営業時間:日曜火曜木曜土曜8:00~22:00
月曜 水曜 金曜12:00~22:00
深山荘
住所:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂720−1
電話番号:0578-89-2031
営業時間 8:00~17:00 18:00~22:00 (日帰りの場合)
天空にそびえる岐阜のマチュピチュ「苗木城跡」
織田信長が建てた岐阜城や城下町として栄えた郡上にある郡上八幡城など、岐阜県には数多くの城がそびえていますが、中でも個人的に最も美しいと思うのが中津川にある苗木城跡です。よくぞこんな場所にお城を建てたなとは思わずにはいられないような場所にある天空の城で、頂上の展望台からは360°パノラマを楽しむことができます。外から見るのもよし、頂上から岐阜を見渡すのもよし。一度二度楽しめる絶景スポットです。
苗木城跡
住所:岐阜県中津川市苗木
電話番号:0573-66-8181
ついついブレーキを踏んでしまいたくなる山道から見える絶景
今回1週間の滞在であらゆるスポットを撮影してきましたが、最もシャッターを切ったのは間違いなく運転中に見つけた山道から見える絶景です。岐阜駅からモネの池に行くまでの山間地や、高山から新穂高に行くまでの奥飛騨の山奥には信じられないくらい美しい景色がゴロゴロ転がっています。
交通量もそこまで多くないので、車を降りて絶景を楽しむことも容易です。観光地では無いためもちろん人はおらず、自然を独り占めすることができます。免許を持っている方はバスや電車ではなく是非とも車で岐阜県を旅することをおすすめします!
いかがでしたか。誰もが知っている定番スポットからあまり知られていないスポット、文化的な場所や、大自然を感じられる場所と、岐阜にはありとあらゆる観光資源があります。そして一歩山の中の奥地に入れば、ネット上でも話題になっていない貴方だけの美しい風景に会えるチャンスまであるのです。想像以上に奥が深い岐阜を、存分に楽しんでくださいね。
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初めまして。酒と旅行がメインのブログを書いているcongiro(コンヒーロ)と申します。 普段から日本各地を旅しては、地元の方々が飲んでいる日常系の日本酒を好んで買って楽しんでいます。 特に好きなのは、その土地の日常酒を、その土地の方たちがいる酒場で飲むことですね。「誰かの日常は、私の非日常」。それを念頭に、いつも楽しく旅をしています。...
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