この2時間のウォーキング・ツアーでモデナの街とその見どころを発見し、そのユネスコ世界遺産がなぜ12世紀のイタリアの文化芸術の伝統を代表するユニークなものとみなされているのかを学びましょう。
フェラーリやマセラティ、パバロッティ、バルサミコ酢、トルテッリーニなどで有名な、あまり知られていないイタリアの街を訪れてみよう。モデナは小さな都市だが、歴史、ユネスコ遺産、ドゥカーレ宮殿、イタリアで2番目に古い大学など、求めるものは何でも揃っている。
グランデ広場からスタートする。ここは、市民と宗教の権力が長年にわたって法廷を開いてきた場所である。カテドラル、ギルランディーナの塔、そして広場という3つのユネスコ遺産を堪能しよう。サン・ジェミニアーノ大聖堂の内部は、開館時間やサービスに応じて見学することができる。
グランデ広場はトッレ広場とアルビネッリ市場の近くにある。アルビネッリ市場は、この町で最も古い屋根付き市場であり、イタリアで最も美しい市場のひとつである。ここでは州の代表的な農産物を見たり買ったりすることができる(月曜から金曜の午前中まで営業、日曜は休み)。
ピアッツェッタ・デッレ・オーヴァを抜けてグランデ広場を出ると、エミリア・ロマーニャ州の基幹道路であり、ローマ時代からの都市の大動脈であるエミリア通りに出る。エミリア通りの反対側には旧ユダヤ人ゲットーがある。マッツィーニ広場を見下ろす新しいシナゴーグを見る。
旧ユダヤ人ゲットーから数歩歩けば、17世紀に建てられた荘厳なドゥカーレ宮殿がある。この宮殿は、名門モデナ陸軍士官学校の校舎になるまで、エステ宮廷の居城であった。この街の一角がいかにして権力の象徴となったかを学ぶ。