バルパライソの青空美術館では、坂の町バルパライソに活力と彩りをもたらす芸術作品を散策しながら鑑賞できます。20 点の壁画は、ベジャビスタの丘をジグザグに縫う通りの壁に描かれています。1992 年にオープンしたこの美術館の発案者は、サンティアゴ生まれの芸術家であり大学教授であるフランシスコ メンデス ラベ。ベジャビスタ通りの文化ツアーの中でも、特に見逃せない観光スポットです。
歩きながら、家の側壁、石垣、階段に描かれた壁画を探しましょう。壁画のデザインはチリのみならずラテンアメリカの芸術家に依頼。実際の壁画は、バルパライソ カトリック大学美術科の学生が描きました。壁画の横には説明書きの看板があり、それぞれの芸術家について知ることができます。
参加した芸術家には、ガルシア バリオス、マリオ トラル、ホセ バルメスなど、チリの著名人の他、アルゼンチンのエデュアルド ペレスがいます。ロベルト マッタの作品は必見。シュールレアリスト運動のメンバーでありチリを代表する画家として知られています。
作品をじっくり鑑賞しながら歩くと 1 時間ほどかかります。鑑賞の後はベジャビスタ通りの他のエリアを散策しましょう。最も有名なのは、ラ セバスティアーナ博物館。ノーベル文学賞を受賞した詩人パブロ ネルーダのかつての邸宅です。当時のままに保存された室内を見学したら、見晴らしのよい丘の上からバルパライソの海岸線と港を眺めましょう。
青空美術館は、ビクトリア広場に程近いスビーダ パスツールから始まります。急な坂道を歩くことになるので、頂上から下って行くのがおすすめ。アセンソール エスピリトゥ サントスまたはアンセソール フロリダに乗ってラ セバスティアーナ博物館近くで降ります。帰りは別の道で。景色のよいアレマニア通りからソトマヨール広場へ向かうルートがおすすめです。
バルパライソの青空美術館について、詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。ベジャビスタ通りの地図は、たいていのホテルやレストランに用意されています。また、ソトマヨール広場の観光案内所でも入手できます。