象山は、台北の街の中央にそびえる四獣山の 1 つです。周囲の山や街並み、自然の風景を一望するパノラマビューが見渡せ、昼の明るい時間はもちろん、夜も昼に劣らない観光名所として人気を博しています。
台北で最も古い地質を有し、台北固有の動植物を目にすることができます。自然愛好家でなくとも、バードウォッチングをしたり、崖や巨大岩、この土地のシダ植物を眺めたりして自然を満喫しましょう。台北の生態学上貴重なヒカゲヘゴや、昔は止血薬として使用されていたタイワンタカワラビなどが見られます。
象山のふもとまでは台北のシンボル、台北 101 から歩いてすぐです。階段で山の展望エリアまでのぼり、台北を流れる 3 本の川、周りを囲う山々、台北 101、さらには市街地の東部まで一望する絶景をお楽しみください。美しい緑の中で、新鮮でおいしい空気を味わいましょう。大きな岩の上でしばらく景色を眺めたり、1 日のんびり過ごしたり、山のさらに上までハイキングしたり、思い思いにお過ごしください。この山は昼も夜も、1 日中地元の人が訪れることで知られています。昼間はお弁当を持ってピクニックを、夜は街の明かり揺らめく美しい夜景を眺めながらロマンチックなデートをしましょう。登山の難易度は中級です。水分補給のための水を忘れずにお持ちください。日没後に訪れる場合は、虫よけもお忘れなく。
山道は舗装されていますが、険しく傾斜が急な場所もあります。特に雨が降ったあとは階段が滑りやすくなるので、ご注意ください。展望エリアまでの往復にはおよそ 1 時間はかかると思っておきましょう。展望エリアでのんびり過ごしたい場合やさらに上までのぼりたい場合は、さらに時間がかかります。
象山は信義区の南西部に位置し、24 時間無料で入山することができます。象山までは電車で市政府駅、またはバスで永春崗公園に向かってください。台北 101 または信義区から登山道の入口までは歩いて 10 ~ 15 分です。山道には頂上までの分かりやすい案内板が設置されているので安心です。山道は険しい個所もありますが、登ったあとに見られる景色は苦労をしてでも見る価値があります。ガイド付きツアーも行われています。