ドゥカティ本社の一部にあるドゥカティ博物館。この名高いイタリアのモーターバイク メーカーの歴史を伝える博物館です。さまざまなレース用のドゥカティ製バイクが展示されているほか、製造工程を見学することもできます。
1926 年に創業したドゥカティ社。当時はラジオの部品とその他の電気製品を扱う小さな製造会社でした。第二次世界大戦後イタリアではより安価で安全な交通手段の需要が高まり、これに応えるべくドゥカティは製造対象を転換。現在同社は、革新的なモーターバイクを次々に生み出していることで知られ、ワールド スーパーバイクやモト GP などの世界大会で常にタイトルを獲得する車種となっています。
分かりやすいディスプレイやビデオ、グッズなどを見学し、会社の歩みを追ってみましょう。850 ㎡ におよぶヘルメット型の中央シアターの周囲には、ドゥカティの人気バイクが何台も展示されています。メイン ルームから枝分かれした、テーマ別の小展示室 7 室も必見。いろいろな角度からこのブランドやバイクについて知ることができます。
歴代のバイクを見学していると、ドゥカティのロゴが少しずつ変化していることにも気がつくでしょう。館内で最も有名な機種には、ポール スマートが乗ったイモラ 750 やマイク へイルウッドがマン島で使用した NCR などがあります。
レース界に革命を起こしたとして名高いドゥカティのデスモドロミック システムを解説したエリアもお見逃しなく。ギフト ショップでは、ドゥカティのライディングギアやアパレル、バイク アクセサリーなどをゲットできます。
製造工場のガイド ツアーも必見です。ドゥカティのバイクがどのように造られているのか、間近で見学することができます。稼動している組み立てラインで、熟練の工員たちが製造する様子を見てみましょう。運が良ければ、最新技術を考案し試験しているドゥカティの開発ラボラトリーを窓越しにのぞけるかもしれません。
ドゥカティ博物館は、ボローニャの西部にあるアントニオ カヴァリエーリ ドゥカティ通りに位置しています。中央駅からバスですぐ。クリスマスおよびイースターを除き、毎日開館しています。