イブリ ミナレットは 13 世紀の象徴的な塔で、この街有数の知名度を誇るモスクです。この巨大な赤レンガの建造物は、アンタルヤ上空に常に彫像めいた姿をさらしており、地中海をバックに撮ると、素晴らしい写真題材となります。この名ミナレットはアンタルヤ旧市街のモスクに属し、
円すい形の頭頂部は地上 38.1 m (125 フィート) にも達するため、首の筋肉をぐぐっと伸ばさなければ、目に収めることができません。丸みを帯び、絶妙な形状に配された 8 本の柱、周囲の建物に比べ、際立つ高さが特徴で、ほぼ市内全域から写真を撮れます。
塔の基部は石造りで、差し渡しは 5.5 m (18 フィート)、この建物下部はきれいなモザイクとタイルで飾られています。内部へは北側に設けられたドアから入り、美しい溝彫りが施されたバルコニーまで 90 段の階段を上ると、歴史あるアンタルヤの中心街から海まで遮るもののない景色を堪能できます。夜この塔を見上げると、ライトアップの陰影でいっそう美しさが引き立って見えます。
このモスクは 6 つのドームを頂いており、複数のドーム屋根を持つ建築物としては、この地方で最も古い部類に属します。きれいな庭園を散策し、アンタルヤ屈指の重要宗教施設ならではの神聖感、静謐をじっくりかみしめてください。
このモスクは、建設を命じたスルタン アラーディンの名を冠して呼ばれることもあります。このスルタンは、1200 年代に元東ローマ帝国の教会をモスクに改築させました。この辺りの歴史は、複合施設内のアンタルヤ文明博物館で詳しく確認できます。
イブリ ミナレットは市街中心部の代表的名所で、隣接地に共和国広場、トパーネ公園など、いくつかの公園が広がっています。この有名モスクまでは、アンタルヤ中心市街までバスで行き、標識をたどるか、地元の人に道を尋ねましょう。ハドリアヌスの門やヒディルリック塔など、他にも名の知れた史跡がたくさんある地域のため、ぜひ一緒にご覧ください。