12 世紀に建てられた、美しいロマネスク様式のファサードを持つサンタ マリア アッスンタ聖堂。一方、内部はバロック様式で、そこには、フレスコ画を始めとする素晴らしい宗教芸術の作品が収められています。
ドゥオーモ広場から階段を下りて、サンタ マリア アッスンタ聖堂へ。正面にはルネサンス様式の柱廊玄関があり、上を見ると素敵なバラ窓があります。さらにその上には、キリストとその横に聖ヨハネと聖母マリアが描かれたフレスコ画が飾られています。夜の聖堂もきれい。金色の光が柱廊のアーチを美しく照らします。
石で造られた背の高い鐘楼も見事。この鐘楼は街の多くの場所から見ることができます。入口の横の噴水にも注目。ローマ時代の石棺を利用しています。
中に入りましょう。後陣を飾るフレスコ画聖母マリアの生涯は必見。受胎告知降誕など 4 つの場面からなる作品です。この作品は、フラ フィリッポ リッピが 15 世紀に描き始め、彼の死後、弟子たちが完成させました。聖堂にはリッピの墳墓があります。そのデザインは彼の息子によるものです。
聖堂の中をよく鑑賞しましょう。内装はバロック様式で、17 世紀に作られたもの。身廊にはアーチの付いた白い支柱が並び、シャンデリアが天井を飾っています。15 世紀に描かれたフレスコ画聖母子は必見。ピントゥリッキオによる作品です。左の側廊の後ろにある祭壇の上には、ルネサンス様式の十字架像があります。こちらは 12 世紀に作られたものです。
サンタ マリア アッスンタ聖堂は、毎日朝から夕方まで入場可能。ただし、昼休みの時間には数時間閉まります。サンタ マリア アッスンタ聖堂は、スポレートの中心部の南にあります。近くにバス停もあるのでバスで行くか、タクシーを利用しましょう。また、3.2 km 南にあるスポレート駅から動く歩道を使ってアクセスするのもおすすめです。
サンタ マリア アッスンタ聖堂はスポレートを代表する観光スポット。街を訪れたらぜひ立ち寄りましょう。