雀ケ丘は、モスクワの美しい街並みを眺められる公園です。しばし、街の慌ただしい生活から離れて、きれいな街の風景を楽しみましょう。
この公園は「モスクワの 7 つの丘」の 1 つで、名前は近くのヴァラビョーヴィ (雀) 村から取ったものです。かつてナポレオンが雀ケ丘を歩いたと言われていて、それが歴史的価値を高めています。過ぎ去りし時代にも、徒歩または馬に乗ってモスクワを訪れた人は、ここ雀ケ丘を通ったに違いありません。
この公園の静けさを楽しみましょう。緑に囲まれ、絵のように美しい池があります。
歩いているだけでも満足なのですが、多くの観光客の 1 番の目当ては、雀ケ丘からの景色なのです。15~20 分ほどのハイキングで、頂上に着きます。チェアリフトもあるので、体力に自信がない人も安心。そこには高い展望台があって、モスクワの有名な建物や観光スポットがたくさん見えます。
1980 年にオリンピックが開催されたルジニキ オリンピック スタジアムも見えます。たくさんのコンサートや主要なサッカーの試合が開かれる場所です。その収容人数は 78,000 人。丸いスタジアムに沿って支柱が並んでいます。特徴的なデザインなので、きっとすぐに見つかるはず。
スタジアムの向こうには、セブン シスターズとよばれる超高層ビル群が見えます。これはモスクワの地位を世界で確固たるものとするため、スターリン時代に建てられました。ウェディング ケーキのような左右対称の形をした 7 つのビルが集まっている様子は、とても印象的です。一番高いビルの上には尖塔が立っていて、ロシア独特のビルという感じがします。アメリカの高層ビルとは違った印象です。
モスクワ大学の建物も探してみてください。240m の高いビルで、上に大きな星があるのが目印です。
雀ケ丘へは、地下鉄に乗って、Vorobyevy Gory で下車します。入園料はなく、年中無休です。