スカーエン タウン アンド リージョナル ミュージアムは家族づれにも歴史ファンにも最適の名所です。時をさかのぼり、100 年前のスカーエン住民の暮らしぶりを探りましょう。漁師小屋や船大工の工房に入って中を見学し、海とともに生きたスカーエン住民の魅惑的な歴史を生き生きとした姿でとらえ、最後には昔ながらの船に乗って海へ出ましょう。
スカーエン タウン アンド リージョナル ミュージアムは、1927 年以来、デンマーク北部の伝統的な生活の様子を具体的に紹介してきました。この博物館はバンクスポ ムセウム (邸宅博物館)、シェウィ ムセウム (シェウィ博物館) との合併後、ノルイラン キュストムセウム (北ユトランド沿岸博物館) の一角をなすことになりました。
この博物館は屋外展示と屋内展示を組み合わせ、来館者が生き生きした本物の歴史に親しめるよう工夫しています。敷地内に点在する復元済みの家屋、船、工房を見て回り、成りたちも含め、200 年を超える長いスパンでスカーエンの歴史をとらえてください。
まず屋内展示を時系列順に見学しましょう。展示は時間の流れに合わせ、1875 年より前のスカーエン、1875 年~ 1907 年、その後現代までのおよそ 100 年間の順に歴史を紹介しています。素晴らしい琥珀 (こはく) コレクション、よく見ると情報量の多い写真資料類、地域の古い絵画作品をじっくりご覧ください。
次は館外に出て歴史ある建物を順に見学しましょう。手の込んだ田舎家から貧しい漁師の粗末な小屋までさまざまな住居の中に入ってみることができます。古いオランダの風車は、スカーエンで使用された中では現存する唯一の風車です。1900 年代初めごろ旧海難救護所の救命隊員たちが使用した船をご覧ください。ここの記念ホールの壁面は、溺死した漁師を記念するために使用されています。
博物館の外には、エン ガムル スメイェ (古い鍛冶場) があり、スタッフは適宜この歴史的工房の場所を案内します。
夏は港へ行き、博物館所有のカッター漁船「ハンザ」でクルーズを楽しむこともできます。
スカーエン タウン アンド リージョナル ミュージアムはスカーエン中心部にあり、徒歩で訪問することも、車で訪問して博物館前に駐車することもできます。夏を除き、週末は休館となります。閉館時間が早いため、午前中か午後早めの時間にお出掛けください。子どもは無料、クルーズには別料金がかかります。