漓江の東側、市街から 1.5 キロメートルの距離にあり、134.7 ヘクタールの広さを誇る、この桂林市最大の公園には、西暦 6 ~ 7 世紀、隋唐時代から桂林山水の象徴として数多くの人々が訪れたと言われています。
園内に足を踏み入れたら、まずは花橋を渡ってみましょう。花橋は、宋代嘉熙の時代 (西暦 10 ~ 13 世紀) に建てられたとされる、桂林で最も古い橋です。余力がある人は、ぜひ普陀山や新月山の山頂まで登ってみましょう。園内にあるこれら 7 つの峰の並び方が北斗七星の配置に似ていることから、七星公園と呼ばれるようになったと言われています。峰の頂上からは、園内の美しい山水を一望に見渡すことができます。
普陀山の後背地には、さまざまな鍾乳石、石の柱、石のスクリーン、石の花が見られる巨大な鍾乳洞、七星岩があります。約 30 分のガイドツアーに参加すると、きらびやかにライトアップされた鍾乳洞の中にある合計 35 個所の観光スポットをめぐることができます。
龍隠岩と龍隠洞の二つの部分から成る桂海碑林は、新月山にあります。中国四大碑林の 1 つとも呼ばれ、1600 年ほど前 (西暦 7 世紀) の南北朝の時代から、近代まで合わせて 200 以上の石刻があります。
園内には、多種多様な動植物が見られることでも有名。駱駝峰のすぐそばには、小さなお子様が喜びそうな、パンダや虎、象が見られる小さな動物園もあります。また園内の散策中には、放し飼いの孔雀や猿たちに出会えるかもしれません。
散策に疲れたら、駱駝峰そばのティーハウスで、明代に植えられたという美しい梅の花を眺めながら、ゆっくりお茶をお楽しみください。
七星公園は桂林市街から約 1.5 キロメートルの所に位置し、バスでアクセス可能です。入場は有料です。一年中、毎日早朝から夜まで開いていますが、冬の最も寒い期間は数ヶ月閉鎖されます。6 月から 10 月までの季節は涼しく、山登りに適しているため、七星公園へ旅行に行く最適な季節といえるでしょう。