サン フェルナンド大聖堂は、グアイマスにおける最も重要なカトリック教会です。起源は、この地に布教団が組織された 1701 年にまで時を遡ります。後の 1750 年に教会が設立されました。1 世紀の時を経て、サン フェルナンド大聖堂がある土地が購入されました。現在ある 2 つの塔は、後から付け加えられたものです。
2009 年にメキシコを襲ったハリケーン ジメナにより教会建物は甚大な被害を被りました。主要なドームと祭壇より上の部分が倒壊したのです。集中的な復旧工事の甲斐あり、サン フェルナンド大聖堂は、再び、信者および来訪者たちを迎えることができるようになりました。
建物の周囲を歩き、ネオクラシック様式のファサードをご覧ください。ハリケーンにより石細工の部分がいくつか損なわれましたが復元されています。大聖堂の内部は、輝くばかりの白壁で、装飾や像はほとんど見られません。側廊を進んで、大きな祭壇画や聖人の彫像をご覧ください。これらの美術品には、ハリケーンによる被害の跡がほとんど見られません。新たに造りなおされた丸天井を見上げ、見事なステンドグラスの窓を鑑賞しましょう。座席に腰を下ろし、しばらくの間、静寂と安らぎに包まれてお過ごしください。
サン フェルナンド大聖堂は、グアイマスの中心地のひとつである Plaza 13 de Julio に面しています。大聖堂を訪ねた機会に、歴史ある広場も散策してください。1910 年に開店したアラブ系のキヨスクも覗いてみましょう。日没後もまた、公園へ足を運んでください。ライトアップされた大聖堂とキヨスクを見ることができます。
サン フェルナンド大聖堂は、週末のミサを行う教会以上の役割を担っています。謝肉祭の折には、灰の水曜日までの期間、大聖堂はコンサート会場となります。グアイマスに行ったら、大聖堂で上演されるオペラもぜひご覧ください。