サルヴァドール (正式名称はサルヴァドール デ バイーア) は、ブラジル中央東部の海岸沿いに位置する街。海を囲む岬に街が広がっており、この立地とエネルギッシュな雰囲気が魅力です。絵のような街並みの歴史地区や多彩なアート ギャラリー、ビーチ エリアやきらびやかなフェスティバルなど、わくわくするような見どころが満載。サルヴァドールの創設は 1549 年。ポルトガル人によって街が作られ、200 年以上に渡ってブラジルの首都とされました。現在では、アフリカ系ブラジル人文化の精神的な拠点となっています。
まずは、ユネスコの世界遺産として登録されている歴史地区に行ってみましょう。ここには、植民地時代のカラフルな建物や、アフリカやアメリカ先住民の文化の影響が感じられる建築物が密集しています。中でも中心となるのはペロウリーニョ新しいウィンドウで開く地区。17 ~ 18 世紀の教会が集まるエリアです。たとえば、 黒人たちのロザリオの聖母教会新しいウィンドウで開くやサン フランシスコ教会新しいウィンドウで開くもこのエリアにあります。
ジェズス広場新しいウィンドウで開く周辺は見応えのある建築物がいっぱい。サルヴァドール大聖堂新しいウィンドウで開くに見入るのも良し、広場で職人が出している露店を覗くのも良し。ときおり、カポエイラを披露するパフォーマーを見かけることもあります。モデーロ市場新しいウィンドウで開くに並ぶ 200 店以上の手工芸品店は、見ているだけで楽しそう。ここではアカラジェというパーム油で揚げた豆のコロッケのような料理など、バイーア州ならではの料理を楽しむこともできます。
サルヴァドールは、アート好きな人にもたまらない街。すばらしいギャラリーや美術館が集まっています。近代美術館新しいウィンドウで開くや宗教美術館、ストリート アート美術館などがおすすめです。アフロ ブラジル博物館では、ブラジルとアフリカ文化の密接な結びつきについて知ることができます。
海岸線には、美しいビーチがどこまでも続いています。大部分のビーチ沿いに遊歩道が設置されているので、散歩にもぴったり。ファロウ ダ バーハ ビーチ新しいウィンドウで開くやポルト ダ バーハ ビーチ新しいウィンドウで開くなどの人気スポットがあるバーハ地区は、ナイトライフが充実しているエリアでもあります。イタパリカ島やフラーデス島といった南国らしい島々に足を延ばしてみるのも良いでしょう。
サルヴァドールでは、公園で過ごす楽しみもあります。コスタ アズール公園やメトロポリターノ デ ピトゥアス公園には、街の中心部から車で 30 分で行くことができます。サッカーの試合やコンサートを楽しむなら、フォンテ ノヴァ スタジアム新しいウィンドウで開くに行ってみましょう。
サルヴァドールに行くには、サルヴァドール デプダード ルイス エドゥアルド マガリャエス国際空港まで飛行機を利用。歴史地区は徒歩で回ることができます。歴史地区の外側に移動する場合は、地下鉄や公共バスを利用しましょう。サルヴァドールは、年間を通して穏やかな気候。12 月初旬にはブラジル サンバの日があり、2 ~ 3 月にはきらびやかなサルヴァドール カーニバルが開催されます。