2,400 年にもおよぶ歴史を誇るロードス市は、現代的でコスモポリタンな雰囲気とギリシャ有数の古代の遺跡が見事に同居しています。世界的に有名な文明や歴史を探訪しつつ、高級ホテルでリラックスしたり、スタイリッシュなレストランやバーでグルメを堪能したり、ナイトライフを満喫したりもできます。
ロードス市は紀元前 407 年に設立された後すぐに、地中海地域における重要な貿易港に発展しました。聖ヨハネ騎士団、オスマン トルコ、ファシスト政権のイタリアと、歴史の中で支配者は次々と変わりましたが、1948 年にギリシャに編入され、1988 年にはユネスコの世界遺産に登録されました。
まずは雰囲気のある旧市街の散策から始めましょう。自由の門から入り、石畳の騎士団の道を歩き、アーチ道や石造りの建物の間を進みます。トルコが建てたモスクのドーム、砲塔のある壁、稜堡、古い家屋や噴水が目を引きます。歴史についてもっと知りたくなったら博物館広場へ行ってみましょう。かつての騎士団病院の建物を利用したロードス考古学博物館、通りの向かい側のチャーチ オブ アワ レディ オブ ザ キャッスルにはビザンチン博物館があります。
壮麗なビザンチン様式のロードス騎士団長の宮殿は必見。旧市街で最も印象的な建物といえるでしょう。7 世紀に建設されたこの城塞は騎士団の運営本部となりました。
旧市街から出ると、ベネチア様式やネオクラシカル様式の建物が目に入ります。エヴァンゲリモス教会 (聖母受胎告知教会)、市庁舎、中央郵便局、官公庁、ロードス国立劇場などです。この島ならではの味を求めるなら、ニュー マーケットの屋台をのぞいてから、近くのマンドラキ港やムラート レイス モスクを見にいきましょう。港から出航するクルーズは、教会の尖塔とトルコが建てたドーム型のモスクが隣り合う中世の面影を残す街並みを一望できます。
緑の多いロディニ パークを散歩。ローマ帝国の偉人ブルータス、アントニウス、ジュリアス シーザーなどが勉学に励んだといわれる場所です。ステファノス山にはアポロン神殿をはじめとする重要なヘレニズム時代の遺跡があります。
ロードス市は考古学的資料の宝庫。飛行機で国際空港へ、またはピレウスからフェリーでアクセスできます。