ポール リビア ハウスの外観は落ち着いていて味があります。ノース エンドにある、この灰色がかった緑色の下見張りの建物は 1680 年に建てられました。ボストン最古の住宅街で最も古い家屋です。中に入ると、ポール リビアの生活をうかがえます。"自由のゆりかご" と呼ばれるボストンの植民地時代の生活を発見。
1775 年 4 月 18 日、愛国者のジョセフ ウォーレン博士は、イギリス軍がコンコードの植民地にある武器庫を攻撃して、革命軍のリーダー、サミュエル アダムズとジョン ハンコックを逮捕しようとしているという報告を受けました。彼は、政治的にも一役買っていた銀細工師ポール リビアにこのメッセージを伝えるよう頼みました。リビアは、船を漕いでチャールズ川を渡ったあと、馬を借りてその夜のうちにマサチューセッツのレキシントンに向かい、道中で警告をしながら、アダムズとハンコックに差し迫った危険を知らせました。詩人ヘンリー ワーズワース ロングフェローが執筆した "ポール リビアの騎行" はこの出来事を語っています。
その歴史的な夜にリビアが出発した家を訪れて、真夜中の騎手の生活を想起させてみてはいかがでしょうか。大家族のリビア一家が家を出たあと、19 世紀にボストンに移住してきたアイルランド人、ユダヤ人、イタリア人がこの家を店や借家として使用していました。1902 年、リビアのひ孫が建物を購入し、現在もその姿を残しています。1908 年、ポール リビア ハウスはアメリカで最初の歴史的家屋の博物館としてオープンしました。
植民地時代の家族生活を彷彿させる建物は、きちんと整備されていて、ガイドなしで見て回れます。当時の構造が多く残っており、年代物の家具もリビア一家の当時の生活を忠実に再現しています。中庭に出れば植民地様式の庭園と400 キロの鐘を見られます。この鐘はポール リビアと彼の息子たちが鍛冶場で作成したもの。博物館では、リビアの才能あふれる銀細工の数々を堪能できます。
ポール リビア ハウスの入場料はそこまで高くありません。フリーダム トレイルのパッケージ チケットでさらに割安になります。1 月～3 月の休館日は月曜日です。ガイド付きのツアーに参加するには、事前に予約をする必要があります。ポール リビア ハウスは、フリーダム トレイル沿いにあります。
