パフォスは長い歴史のある海沿いの人気観光地です。大勢の旅行者が魅力的なビーチやナイトライフを求めて集まり、ついでに壮麗な建築技術の粋も発見して帰ります。
パフォス地区には 50 ㎞ (30 マイル) も続く海岸線があり、多くのビーチが厳格な国際環境認証ブルーフラッグを取得しています。ブリスーディア、市営、アリキスは、市街から特に近く、家族連れの多いビーチです。コーラル ベイではシュノーケリングやダイビング、ラウル ビーチではサーフィンやウィンド サーフィンが盛んです。夏はアカウミガメの営巣地となるララ ビーチ、涼しく過ごせるアフロディーテ ウォーター パークも魅力的です。
街なかの考古学遺跡は港の周りに集中しています。パフォス考古学公園には、先史時代から中世までの遺跡が保存されており、例えば、ディオニュソスの館、オルフェウスの館など、ローマ時代の 4 つのヴィラが見つかり、精緻なモザイク模様の床が公開されています。岩盤をくりぬいて作られた墳墓、王たちの墓 (トゥームズ オブ ザ キングズ) には何人もの貴族が埋葬されています。東ローマ帝国の要塞 (ようさい)「サランタ コローネス」の遺跡を見学し、夏は 2 世紀のオデオン (野外劇場) で、半円形の野外劇場に並ぶ花こう岩の岩塊に腰かけ、ミュージカルや舞台劇を楽しみましょう。
パフォスには多種多様な生物が共存しています。地域に張り巡らされた自然道をたどると、滝、クロッカスの咲き乱れる野原、農場の近く、中世の遺跡、洞窟など、多彩な見どころを回ることができます。
多様性はにぎやかなナイトライフの中にも見られます。カラオケ バー、ナイトクラブ、ディスコが集中するパフォスの中心市街とビーチには、ヨーロッパ中の若年層が吸い寄せられています。バー ストリートは、その名のとおり、通り全体がバートクラブで埋め尽くされた通りです。静かな夜を過ごすには、タベルナや各国料理のレストランが魅力を競う港地区がおすすめです。
パフォスでは旅行者も住民と簡単に意思の疎通を図ることができます。公用語はギリシャ語とトルコ語ですが、英語が得意な住民が多く、英国出身の居住者が固まる一大コミュニティまであります。
パフォスへは市街から 8 ㎞ (5 マイル) の国際空港まで空路を取り、地域内はバス、レンタカー、自分の足のどれかを活用します。