旧要塞は、コルフ タウンの東側のごつごつとした岬の上に造られた壮大な砦です。銃眼のある胸壁の周りを歩くと、さまざまな建築様式を示す史跡がいくつも建っています。ビザンチン帝国の古い遺物が展示された博物館を訪ねると、コルフ タウンの旧市街を見渡す感動的な風景も満喫できます。
この旧要塞の歴史は、ゴート人が古代都市の住民を強制的に岬へと移住させた 6 世紀にさかのぼります。ビザンチン帝国が要塞の建設に着手しましたが、1400 〜 1700年代にベネチア人が完成させました。フェリーでコルフ島を訪れる人が、最初と最後に目にするのがこの要塞です。
この壮大な要塞に入るには、小さな堀にかかった鉄製の橋を渡ります。正面入り口にあるヨハン・マティアス・フォン・ダー・シュレンブルク伯爵の像をご覧ください。この伯爵は、1716 年にトルコの攻撃からコルフを守る陣頭指揮を執りました。この荘厳な要塞は、ビザンチン様式、ベネチア様式、イギリス様式の建築からなっています。
要塞の中に入ると、さまざまな記念碑が興味を引きます。中でも、イギリス統治時代の病院や、ローマ時代の神殿の遺構は必見です。英国軍が 1840 年に建設した聖ジョージ (ゲオルギウス) 教会もお見逃しなく。この教会の列柱のある入り口は、古代ギリシャの神殿に似ています。ビザンチン帝国の彫刻や絵画を収めた小さな博物館にも足を運んでみてはいかがでしょうか。
この要塞を訪れたら、必ず胸壁の上まで階段を上りましょう。胸壁の上からは、コルフ島の海岸線とコルフ タウンの街並みを一望する美しい眺めが楽しめます。リストン プロムナードやスピアナダ広場、新要塞などの名所を探してみてください。
コルフ タウンの北東の角に位置する旧要塞は、旧市街中心部からも、コルフ港からも歩いてすぐです。正面入り口の外側の通りとスピアナダ広場周辺の通りには駐車スペースがあります。
旧要塞は年中無休、入場は有料です。夏に訪れると、地元のアーティストや海外のアーティストが定期的にコンサートを開催しています。詳細については、入り口でお問い合わせください。