近くの南大門(なんだいもん、ナムデムン)にちなんで名づけられた南大門市場。市場としての形と機能は15世紀からありましたが、現在の姿になり始めたのは1969年です。白昼も深夜も熱気と活気であふれているので、すれ違う人と肩がぶつかりながら、人ごみの中をかき分けるようにすすんでも構わない気分の時に行くことをおすすめします。
店舗や商店、屋台など全て合わせて10,000以上の店で成る南大門市場。釣り用具に文具、衣料品や子供の玩具まで何でも揃います。たとえ何も買う気が無くても散策して韓国らしさを感じとるのに適した場所なので、ソウル旅行の際には一度は足を運んでみてください。買い出し中の地元の人と交流したり、屋台飯やB級グルメを味わったり、お土産を調達しましょう。市場全体をざっと見るだけでも数時間かかるので、その時間以上を見て予定を立ててください。
南大門市場はビルなど建物に入っている老舗や通りを埋め尽くす屋台などありとあらゆる店が所狭く並んでいます。無論、車が通れないことが多いので変わりに自転車やカートなどで荷物が運搬されています。道を歩いているときは、運送中の自転車やカートにご注意ください。道に迷いながら探索するのもソウル旅行の醍醐味です。南大門路から市場の北側にかけて延びている地下街へも忘れずに行ってみて。
市場では衣類に生地、アクセサリーなどが卸売価格で販売されています。値段交渉は可能なのですが、韓国語以外の言語はあまり通じない人が多いので交渉に時間がかかることがあります。また、市場は何かをつまみ食べるにはうってつけの所です。手軽な値段でマンドゥグック(スップ餃子)やピンテドック(緑豆のお好み焼き)をはじめとしたシンプルなB級グルメが味わえます。
南大門市場は、地下鉄会賢駅(フェヒョンえき)下車で。日曜日以外の月曜日から土曜日まで開いています。小売り業者の営業時間は主に日中で、卸売業者は深夜から早朝にかけて営業しています。
小さな子供と一緒なら、はぐれて迷子になりやすいので目を離さないよう、ご注意ください。