マルメー城は、現存するスウェーデン最古のルネッサンス様式の城です。ここで、マルメの文化史について学んだり、水族館や昔ながらの魚市場を訪れたりしませんか。
この城は、1436 年にポメラニアのエリック王によって建設され、その後 1530 年代に、デンマーク王クリスチャン 3 世によって再建されました。元の城の部分はほとんど残っていませんが、歴史好きの方なら、この城の歴史的意義をお分かりいただけるでしょう。本来は、街の西側を守り、オーレスン海峡の海運を管理することが目的でしたが、1500 年代後半に、デンマーク人たちは、スコットランド女王メアリーの 3 番目の夫であるジェームズ・ヘップバーンの牢獄 (ろうごく) としてこの城を使用したことがあります。また、19 世紀には、城の中庭で斬首 (ざんしゅ) が行われていました。
少額で借りられるオーディオ ガイドで、この城の歴史を学ぶといいでしょう。ガイドなしで見学する場合、2時間ほどあれば、17 世紀のスウェーデンとデンマーク間の戦争に関する展示も含めて、城内をすべて見て回ることができます。夏期なら、土曜日と日曜日の午後に催行される無料のガイドツアーがおすすめです。
市立博物館 (スタッズムゼウム) では、マルメの文化史について知識を深めましょう。ナイツ ホールを訪れると、聖クヌートのギルドの品々など、中世後期からルネッサンス期の王家の調度品をご覧いただけます。子どもたちは、数多くの動物のはく製がある自然史博物館が楽しめます。この中には、12,000 もの鳥、キリン、キツネなどが展示されています。サンゴ礁や外来魚が見られる小さな水族館もあります。
城の外側にあるフィスケフォッドナも見逃せません。1800 年代に建てられた漁師小屋が集まっているエリアです。火曜日から土曜日には、ここで新鮮な魚が地元漁師たちによって販売されています。
クング公園とキャッスル パークの北側に位置するこの城は、マルメ市内中心部から歩いてすぐの場所にあります。マルメー城の前にパーキング チケット制の駐車場もありますのでご利用ください。夏期には、マルメ市立図書館からマルメー城までトラムが運行します。時刻表や運賃については、マルメ トラムウェイの公式ホームページをご覧ください。
マルメー城は、一部の祝日をのぞいて年中無休です。具体的な営業時間は、マルメ市公式ホームページ内の博物館セクションでご確認いただけます。マルメー城の入場料で、博物館などにも入ることができます。19 歳未満の方は入場料が無料です。