ハリウッド黄金期は 1960 年代に衰退を迎えましたが、ロウズ ジャージー劇場には今でもその面影が残っています。ジャージー シティの中心地で、文化的拠点として活気あふれるジャーナル スクエア。この劇場はジャーナル スクエアでもひときわ目を引く存在です。観劇しなくても、この劇場の美しさは見ておきたいところ。
1929 年に、ロウズがニューヨーク市周辺で 5 軒のワンダー シアターをオープンしたのがこの劇場の始まり。ジャージー劇場はファイブ ボローズの外側に建てられ、今でも娯楽目的で使用されています。1986 年に閉鎖されたものの、ジャージー シティが購入したことで解体を免れ、その後 10 年かけて、フレンズ オブ ザ ロウズと呼ばれるボランティア団体によって劇場は修復されました。彼らのおかげで、立派なパイプ オルガンの音など、この劇場の魅力は生き続けています。
バロック様式の豪華な装飾が施された、砂岩造りの巨大な劇場。頂上に置かれた大きな時計は 100 年の時を超えて、今なお時を刻んでいます。中のロビーでは、金色と赤色が華やかさを演出しています。手の込んだ彫刻が施されたバルコニーや、一直線に伸びた大理石の柱。日常から切り離された空間が広がります。席数は 1000 席以上にのぼり、傾斜した観客席からステージを見渡せます。黄金色に輝く丸天井には、美しいシャンデリアが吊るされています。
観客席の赤いベルベットも印象的。席に着いてステージを見ると、デューク エリントンやビング クロスビー、ボブ ホープやジャン ハーロウら、過ぎし日にこの舞台に立ったスター達が目に浮かびます。現在、この劇場は非営利の芸術センターとして、音楽や演劇、映画など、多文化が融合するアメリカのエンターテイメントを発信しています。コンサートやクラシック映画をぜひとも鑑賞しましょう。ジャージー シティに暮らす民族のパフォーマンスも上演されています。子供連れには、若者向けのプログラムやコメディーが人気。
開演時間はプログラムによって異なります。月曜日から金曜日までのロウズ ジャージー劇場をチェックしてください。開演約 45 分前にボックス オフィスでチケットを入手しましょう。スケジュールはボックス オフィスかオンラインでチェックできます。駐車場は有料で利用でき、劇場から徒歩圏内にあります。