大阪きっての食品市場である黒門市場で、家庭料理に使える新鮮な野菜や海産物、珍しい肉類などを買い込んでみませんか。上質な品々の中からぜひ味見をしてみてください。どんな美食家でもきっと満足するはずです。
この市場の歴史は明治時代までさかのぼり、かつて近くにあった円明寺の名をとって「円明寺市場」と呼ばれていました。現在の「黒門市場」という名称は、その円明寺の山門が黒塗りであったことに由来しています。
アーケードの屋根の下に伸びる黒門市場は 600 m (2,000 フィート) 近い長さがあり、およそ 170 店舗が立ち並んでいます。市場の客層のほとんどは料理人ですが、一般の人も買い物にやって来ます。食の達人たちに混じって、大阪が誇る新鮮で高品質かつ珍重な食材を嗅ぎ分けてみてください。
魚屋の店先で、新鮮な刺身や調理済みの魚介類を試してみましょう。メニューには、大きなカキ、ホタテの焼き物、カニのバーガーなどがあります。熟練した料理人がフグをさばく様子にもご注目ください。毒のある魚なので、安全に食べられるよう確実に処理する必要があります。食べてみる勇気がある人は、この日本の珍味をぜひお試しください。
和牛の中でも屈指の人気を誇る、均等に霜降りのある神戸牛も必見です。市場には他にも、うずらの卵が入ったタコなどの珍味が並んでいます。大阪ならではの食品も、手頃な価格で購入できます。
果物と野菜のエリアでは、商品が丹念に並べられています。新鮮なイチゴのパック、漬物の容器、さまざまな根菜類などが巧みに積み重ねられている様子をご覧ください。
食文化を体験した後は、南に数分ほど歩いたところにあるなんば地区に行ってみましょう。この界隈は、セガのゲームセンターやおしゃれなファッション ストア、そしてお笑いのステージを楽しめるなんばグランド花月などがあることで知られています。
黒門市場は大阪の中心部にあり、地下鉄日本橋駅のすぐ南です。市場の近くにメーター制の路上駐車スペースがあります。市場の中でクレジットカードが使える店はほとんどないため、現金を用意しておくことをお忘れなく。