ケンプティの滝は緑の深い谷あいにあり、レクリエーション設備も充実しています。地元の人たちに人気の場所です。滝壺で涼んだり、ボート遊びをしたり、ピクニックを楽しんだり。大勢の人がやってきます。ケンプティの滝は、イギリス人将校により、イギリス領インド帝国のティー パーティーを開く場所として 1830 年代に開発されました。滝の名前は、"キャンプ ティー" のくだけた表現からきているとのこと。
滝の入口から、歩道と橋を使って、見晴らしのよい場所まで行くことができます。乳白色の水が断崖を流れ落ち、岩に当たって水しぶきを上げながら人造の滝壺に吸い込まれていく様子は圧巻。緑に覆われた崖の中で、滝が流れ落ちている場所だけ、岩が荒々しくむき出しになっています。ほとばしる水の爽やかな音に混じって、人々の楽しそうな声も聞こえてきます。
天気が良くて暖かい日なら、ひと泳ぎしたくなるに違いありません。浮き輪を借りられるので、浅いところでぷかりと浮かんでみても。滝の水がいくつにも枝分かれして落ちています。真下に立って水の力を感じてみましょう。周りには、インドの昔ながらの軽食を出すレストランや、骨董品店もいくつかあります。
この滝壺の先に、小さなウォーター パークがあります。いくつものプールが階段状に配置されていて、安心して泳ぐことができます。ここでは、ウォータースライドやペダルボートも楽しめます。
ケンプティの滝へ行くには、森に覆われた山腹を下りていくケーブルカーに乗るとすぐ。谷を下っていく間、色とりどりのチベット式の家が崖に張り付くように立っているのが見えるでしょう。山腹に続く階段を下りて徒歩で行くこともできます。
滝はムスーリーの街の中心から車で約 30 分の場所にあり、オートリキシャやタクシーを利用すると便利です。滝を見た後は、近くのハッピー バレーにも寄ってみましょう。緑の森の中にあるチベット人の集落です。おすすめはチベット仏教の寺院。中に入ると職人の工房もあります。
ケンプティの滝は毎日一般開放されています。ケーブルカーとウォーター パークのアトラクションは有料です。