ユグノー記念碑は、ユグノー教徒の文化的影響を称えて 1948 年に建立されたアーチ型の建造物です。17 ~ 18 世紀に迫害を受け、祖国フランスを離れてケープ植民地へとやってきたユグノー教徒たち。宗教だけでなく、芸術や産業をこの地にもたらしました。カトリックの世界でプロテスタントを信仰したことでヨーロッパを追われた人々について知りましょう。この象徴的な名所をぜひ写真に撮って。
3 つの高くそびえる細長いアーチの下に堂々と立つ女性の像をよく見てください。片手に聖書、もう一方の手に断ち切った鎖を持ち、地球の上に立っているこの女性像は、世界の信仰の自由を象徴しています。他にも、竪琴、ブドウの蔓、糸車などのシンボルとその意味についても考えてみましょう。アーチはキリスト教の教義にある聖三位一体を表しています。
像の前には鏡面のような池があります。そばに腰を下ろして、池に映る印象的な記念碑を眺め、静かな雰囲気を楽しみましょう。穏やかな水面は、長年の苦難の果てにこの地にたどり着いたユグノー教徒が見つけた平安を表していると言われています。
近くには、フランシュックの住民の歴史に光を当てているユグノー記念博物館があります。山々をバックにして白い外観が映える優美な建物です。敷地内にあるカフェで寛ぎながら朝食、昼食、お茶やワインを味わって、ショップで売られているものを品定めしてみませんか。
記念碑は常時無料で見学可能。博物館は毎日朝から夕方まで開館しています。入場は有料で、子供と学生向けに割引があります。
ユグノー記念碑は、ワイナリーと農園の多いフランシュック南西部の農村地帯にあります。オート カブリエール、フリーデ エン ルスト ワイン エステート、ラボリー ワイナリーなど、この地域の有名ワイナリーで試飲とセラー ツアーも楽しめます。