高い時計塔、アーチ型の窓、エレガントな彫刻。まずは少し離れた所から、ホーチミン市庁舎の美しいファサードを鑑賞してください。きれいな庭を歩き、ベトナム革命の指導者ホーチミンの像を写真に収めましょう。
壮大なホーチミン市庁舎のファサードは、市内の見どころのなかでも特に強い印象を残すものです。外観は、パリ市庁舎を基に設計されました。ルネサンス様式は、市庁舎が建造された 20 世紀初頭のヨーロッパ建築の典型を示しています。建物には、現在も市の行政機関が置かれています。内部は一般公開されていませんが、市内随一のコロニアル建築を見るために市庁舎前まで足を運ぶことは、決してムダではありません。
手入れの行き届いた庭園を歩いて、建物に近づいてみましょう。ベンチに座って、建物をじっくりとご覧ください。ていねいに植物が植えられた花壇や、カーブを描く歩道の景色も楽しみましょう。腰かけて、小さな子供をあやす初代国家主席ホーチミンの像も、忘れずにご覧ください。
市庁舎前の広々とした庭を散策し、クリーム色の建物 2 階部分に並ぶアーチ型の窓とバルコニーを見上げてください。主玄関の上にあるピラミッド型のポディウムは、おそらくこの建物の最も顕著な特徴であり、クラシックなモチーフで飾られています。
建物中央にそびえる塔も、印象的です。鐘楼を取り囲む鉄製の柵にもご注目ください。空に届きそうなほど高く掲げられた国旗の、黄色い星が輝いています。
夜の市庁舎もまた格別。日中行ったとしても、ぜひもう一度足を運んでください。ライトアップにより、建物はその特徴をひときわ鮮やかに際立たせます。クリーム色の壁は、まるで自ら光を放っているかのように夜の闇に浮かび上がります。
ホーチミン市庁舎は、ホーチミン市 1 区のグエン フエ通りの端にあります。