ホール オブ フレイム ミュージアム オブ ファイアーファイティングは、300 年に渡る消防の歴史を展示する博物館。昔の消防自動車や消火用具を見学し、実際に体験できるアクティビティに参加しましょう。博物館の広大な展示スペースは、それぞれテーマが違う 6 つのギャラリーからできています。
最初のギャラリーに展示されているのは、初期の消防技術に関するもの。人力消防車や馬が引く消防車は必見。手描きの美しい装飾も、元に近い状態に復元されています。最も古いのは、イギリス製の消防車で 1725 年に作られたものです。2 番目のギャラリーに展示されているのは、1897 ~ 1930 年の消防用具。アメリカで作られた初期の消防車などがあります。
昔の消防ヘルメットも見どころ。数々のヘルメットが展示されていますが、19 世紀後半に使用されていたロンドン市消防局のヘルメットや、20 世紀初期のドイツで使われたスパイク付きヘルメットは必見です。ワイルドランド ファイアーファイティング ギャラリーでは、森林火災の消火方法について展示。森林火災監視所のレプリカや 1930 年代以来のはしご車も展示されています。
子供たちが楽しめるものもいっぱい。ファイアー セーフティ エグジビットでは、消防士の格好をしたり、旧式の消防車に乗り込んだり、出動用ポールを登ったり。同時に、火の安全や火事の時の行動についても学ぶことができます。
殉職した何千人という消防士を称えるナショナル ファイアーファイティング ホール オブ ヒーローズ。その壁には、国として記録を始めた 1981 年以降にアメリカで殉職した消防士の名前が書かれています。その中には、同時多発テロ時にワールド トレード センターで亡くなった消防士や警察官も含まれています。
ホール オブ フレイム ミュージアム オブ ファイアーファイティングは、フェニックスのダウンタウンから車で 15 分ほど行ったところにあるパパゴ パークのすぐ外。公共交通機関が通っていないので、車で行く必要があります。無料の駐車場が利用できます。博物館は毎日開館。ただし、感謝祭、クリスマス、元旦は休館となります。入館料が必要です。