ハンブルクの旧倉庫街と自由港区は、住宅、商業施設、小売店の集まるにぎやかな区画として再出発しているところで、2020 年完成予定のヨーロッパ最大規模の再開発事業、ハーフェンシティ ハンブルク計画の最先端部分を担っています。
この界隈を散策すると、ハンブルクの新波止場エリアが次第に形成されていく様子を感じ取れます。大胆な現代建築が立ち並ぶウォーターフロント、改装されたシュパイヒェルシュタート エリアの赤レンガ倉庫、これらと交差する運河。
このプロジェクトを象徴する看板施設が、ハンブルクの新しいコンサート ホール、エルベ フィルハーモニック ホールです。モダンなガラスの建物は、元カカオ倉庫の基礎を利用して築かれています。この新施設は、スイスの建築家ユニット、ヘルツォーク & ド・ムーロンの設計で、2016 年竣工予定です。
このプロジェクトのほかにも進行中または計画上の再開発計画があり、ハーフェンシティ ハンブルクが全計画の詳細を紹介する無料ガイド ツアーを編成しているので、ぜひご参加ください。移動手段は徒歩か自転車です。ツアーの所要時間は約 2 時間で、事前のオンラインでの予約を受け付けているほか、毎日地元の観光案内所でも予約できます。
見晴らしの良い場所で、この一帯を眺望してみませんか。展望台の建物は地上 13 m (42 フィート) の高さがあり、派手なオレンジ系の塗料で染め上げられているため、すぐに見つかります。上に上がると、コンサート ホール、ユーバーゼークァルティエに停泊中のクルーズ船、ウォーターフロントに新設されたビル群がよく見渡せるので、写真に説明の文章を添えた案内を見ながら、それぞれの建物が何かを当ててみてください。この展望台は今後の開発段階で別の場所に移転される予定です。
新しい U バーンの駅が建設されれば、新波止場エリアへのアクセスが極めて容易になりますが、今のところはシュパイヒェルシュタートからお出掛けください。最寄り駅は U バーンのバウムヴァル駅です。あるいはすでに周辺の再開発が完成し、たくさんの店やレストランが軒を連ねるユーバーゼークァルティエ駅まで U バーンを利用するのもおすすめです。駐車場は、ユーバーゼークァルティエの近くにあります。新波止場エリアはいつでも開いており、無料で見て回ることができます。