ラロトンガ島のクック諸島キリスト教会は、観光名所というよりは、地域の人々が日常的に利用する場所です。だからと言って、観光客が歓迎されないということはありません。むしろ正反対です。日曜礼拝には観光客でも気軽に参加できます。ミサの後は、軽食をつまみながら地元の人々と会話を交わしましょう。
ここは、アバルア地方で最初のキリスト教会。1831 年に建てられた当時は約 2,000 人を収容する大きさがありました。しかし、そのわずか 3 年後に熱帯低気圧により破壊され、1853 年に現在の教会が再建されました。
シンプルでありながら魅力的な教会の外観をじっくり鑑賞しましょう。白しっくい塗りの建物の側面に並ぶアーチ型をした縦長の窓が特徴的です。中は明るくて風通しが良く、1 階と 2 階の両方に木製の信者席があります。
日曜日のミサに参加してみませんか。ミサは英語ではなくマオリ語で行われますが、通常は賛美歌や歌もあり、誰でも参加できます。ミサの後は、そのまま残って地元の人々と歓談しましょう。飲み物や時には食べ物も振る舞われる教会は、地域の社交場となっています。冷たい飲み物や軽食を楽しみながら、地元の人たちとおしゃべりして、教会や地域社会における教会の役割について教えてもらうこともできます。
教会には墓地があります。墓碑銘を読みながら、一回りしてみましょう。クック諸島を書物に記したアメリカ人旅行作家のロバート ディーン フリスビー、クック諸島の初代首相であるアルバート ヘンリーなどの著名人が眠っています。
ミサに出席する場合は、控えめの服装にしてください。2 月から 11 月までは、日曜日の朝のミサの後に軽食が提供されます。教会はアバルアにあります。島の多くのホテルでは、ミサに出席する宿泊客を教会まで無料で送迎してくれます。