古代ポリネシア人は、どうやって星空で方向がわかったのか。火山が噴火すると、どういう風になるのか。これらを学び、ハワイとポリネシア風の工芸品の世界最大級のコレクションと合わせて見ることができるのは、ビショップミュージアム(バーニス パウアヒ ビショップ博物館)ならでは。1889年にオープンしたこの博物館は、「アロハ州」の地理、自然史、文化について勉強するためのコレクションが充実しています。
ビショップミュージアムの主なハイライトは、博物館で最初に建てられたクラシカルなビクトリア様式の豪華なハワイアンホールです。ポリネシア様式に彫られた木の柱の中、ビクトリア様式が目を引きます。壁にかかったハワイ風のケープやマントに心を奪われたり、膨大な伝統工芸品のコレクションを見てみませんか。
このホールに足を踏み入れると、まず全長15mのマッコウクジラの骨格標本に圧倒されます。ほんの一部が張子で覆われただけなので、海の生物の骨格と骨を直に観察することができます。ハワイアンホールと繋がっているポリネシアンセンターは、列島とその周辺の島々の伝統衣装と武器や楽器を所蔵しています。
次はサイエンス アドベンチャー センターへ向かってみましょう。5階分の展示面積には、ハワイの自然環境をインタラクティブ ディスプレイを通して楽しく学ぶことができるような作りになっています。火山からあふれ流れる溶岩をコントロールし、コントローラーを片手に海底を散策してみてください。一日に数回噴火する火山のジオラマは子供達に大人気です。さらに、銀河系の8500以上もの星や惑星を再現したプラネタリウムをお見逃しなく。日々実地されるショーの一つを観賞したり、展示物の下をくぐったりしてみて下さい。
カリヒ地区にあるビショップミュージアム。周辺へ向かう公共のバスが運行しており、また、博物館に駐車場(無料)があります。敷地内にはピクニックにぴったりな芝生の広場が。ミュージアムカフェで軽食、ブランチやランチを取ることも可能です。毎週火曜日とクリスマスは休館日。館内見学には、少なくとも2-3時間見ておくと良いでしょう。