ビーハイブ ハウスの歴史を紐解いてみましょう。この白い支柱が印象的な建物にはかつて、末日聖徒イエス キリスト教会の中心的人物であるブリガム ヤングが住んでいました。現在は、モルモン教の歴史やソルト レイク シティでのヤング家の生活を紹介する博物館になっています。
1844 年にモルモン教会の設立者ジョセフ スミスが暗殺されると、ブリガム ヤングがリーダーになりました。ヤングは「アメリカのモーゼ」と呼ばれました。それは、モーゼのように、宗教的迫害を逃れるために教会のメンバーをアメリカ中西部からソルト レイク シティへ導いたからです。ビーハイブ ハウスは 1854 年に彼が建てたもの。1 世紀以上経っていますが、現在も当時の姿のままといえるほど、良い保存状態を保っています。
勤勉を意味するビーハイブ (ミツバチの巣) はモルモン教会の象徴。ビーハイブ ハウスの中はもちろん、ユタ州全土のあらゆるところにビーハイブをモチーフとしたものがあります。この家の屋根の上にある白い大きなビーハイブの彫像にも注目しましょう。
ガイド ツアーに参加しましょう。居間やベッドルーム、キッチンなど、さまざまな部屋を巡ります。室内装飾は素晴らしく、どの部屋にも 1800 年代にヤング家が暮らしていた頃と同じように家具が置かれています。
近隣にあるブリガム ヤング歴史公園へ行きましょう。ここはかつてヤングの農場でした。公園内を歩いて塑像を見たり、静かな雰囲気を楽しんだり。夏の間の火曜日と金曜日には、人気のコンサーツ イン ザ パークが行われます。タイミングが合えば、ぜひ参加しましょう。
ビーハイブ ハウスは毎日開館。朝早くから夜まで開いており、10 分おきにツアーが出発します。ガイド ツアーの所要時間は約 30 分なので、あらかじめ予定に入れておきましょう。入場は無料です。