オークランドにある 16 ヘクタールの動物園には、約 140 種類の動物が集められており、中には希少種や絶滅危惧種もたくさん含まれています。シロサイやスマトラ トラを見に行きませんか。サバンナ、鳥類園、沼地……と多様な生息域をたどりながらそぞろ歩き、この動物園にいるだけで 1,000 にもなる動物たちを見ていると、この母なる地球に育まれる生物の多様性を肌で感じられます。
ここで観光する際のおすすめは「アニマル エンカウンター」(動物たちとの出会い)。飼育員たちと交流し、動物たちや動物たちの扱い方について知識を深める定期セッションです。あれこれ知りたかったことに答えてもらい、動物たちへのエサやりにも挑戦できます。ペンギン、ゾウ、トラなど、テーマとなる動物を決めて、毎日 5~10 回程度のセッションが組まれるので、中央入り口でタイムテーブル ( 時間割 ) と園内地図をもらいましょう。
キリンやダチョウ、シマウマが生息する広大なサバンナはあちこちに設置されている展望台から見るのがおすすめ。丘の上の縄張りでのんびりしたり、吠え立てたりする 4 頭のライオン、沼地で涼むカバのフェイスとファッジ。
見学路のすぐ目と鼻の先には、絵の具と牙で絵を描くゾウが住む家。ここでミャンマーのアート作品を買い求めると、その売り上げが動物園の保全に使われます。
メディカル センターの隣には、研究者や獣医師の活動成果を展示した見学ギャラリー。ここではずらりと並んだ科学標本と一緒に、進行中の治療や手術の様子を見ることができます。
「テ ワオ ヌイ」セクションではニュージーランド土着の生き物に焦点があてられています。南北両島の生態系について学び、近年、野生では少なくなってきた動物たちを見学します。ニュージーランドで最も珍しい幻の鳥キウイやコウモリ、巨大昆虫ウェータなどが見られる夜の生態系をチェックするのをお忘れなく。
オークランド動物園はダウンタウンから車で 8 分。クリスマス当日以外、休館日はありません。2~3 月の水曜日の夜は、特に遅くまで開館しています。
大きな駐車場が 2 カ所あり、その場で料金を支払う仕組み。バスは、ダウンタウンから動物園の玄関口まで通っています。