アトランタのダウンタウン北側、高級住宅街のバックヘッドに位置し、南部の伝統工芸展示から現代のコスモポリタン シティまでの軌跡を辿る各種さまざまな展示品もさることながら、この歴史センターはその膨大かつ大規模な南北戦争の歴史展示で有名。
じっくり堪能すれば、常設展示だけでも半日以上は優にかかると言われていますので、歴史好きの方は特に、スケジュールに余裕を持って訪れるのがオススメです。まずは、古代から現代までのアトランタ発祥の陶芸品やキルト、木材工芸品を見ることができる、南部の伝統工芸展示から。次は、当センターの目玉、展示品数 1500 点という大規模な南北戦争の歴史展示。そして最後は、商業都市として栄える現代のアトランタまでの歴史を辿ってみましょう。
13 ヘクタール (33 エーカー) ある敷地内には、歴史建造物として価値のあるタリースミスハウスやスワンハウスも。アトランタ市内のミッドランドには、『風と共に去りぬ』の著者マーガレット ミッチェルの家が当歴史センターのミッドタウン キャンパスとして公開されています。
1920 ~ 30 年代当時の贅を極めた贅沢、スワンハウスは、1928 年に建てられた由緒ある歴史建造物。居住エリアから執事のパントリー、図書室、厨房から周囲の庭園まで、一般に公開されています。
一方、1840 年代築のタリースミスハウスは南北戦争時代から今に残る数少ない貴重な歴史建造物の 1 つ。1970 年代に、バックヘッドの歴史センター敷地内に移動されました。別棟になっている厨房や、最寄りの鍛冶屋、奴隷小屋など、南北戦争以前のアトランタでの生活を彷彿とさせる屋外展示をお楽しみいただけます。
たっぷり展示品を堪能したら、歴史センターの周囲を取り囲む 6 つの庭園の間を散策してみましょう。アトランタ原生の植物や野菜畑、珍しい花々が咲き誇るコロニアル風の庭園などがあります。
3 軒の歴史建造物を含むアトランタ歴史センターは、国民の休日およびクリスマス イブを覗いて、年間を通じ毎日公開されています。一般入場パスは、アトランタ歴史センター敷地内の全ての展示場ならびにマーガレット ミッチェル ハウス記念館への入場にご利用いただけます。
敷地内に無料駐車場がありますが、週末は特に混雑が予想されます。ダウンタウンからはバスあるいは電車でのアクセスが便利です。